福井県里山里海湖研究所

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研究所の活動
  • 雨の日が続き、ハス川の水量が増してきました。
    三方湖のコイとフナが遡上を始めているとの情報があり、当研究所の石井研究員がハス川支流の高瀬川に産卵用のシュロを設置するというので同行しました。
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    シュロを設置する理由は、シュロに産卵させ、その卵からふ化した稚魚を水田で育てるためです。近隣の農家さんのご協力をいただいて、田植えを終えた田んぼでコイとフナの稚魚を育てます。田んぼの中では稚魚が育ちやすく、最終的には中干し時期に排水と共に三方湖に戻します。かつては遡上するコイやフナが田んぼまで遡上した後に産卵していましたが、圃場整備により直接田んぼまで遡上することはできません。そこで人為的に水田に稚魚を放したり、魚道を設置することで地域固有の稚魚を増やすことにしています。
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    コイやフナは水をたくさん蓄えた水田を目指し、三面張りの急流も勢いよく上っていきます。ところが今日はあまりにも水の流れが速く、途中で戻され、少し休憩してから再度チャレンジる姿が見受けられました。
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    また、田植えの準備が始まり、田んぼの代かきによる泥水が多く排出される場合があり、水路の合流地点では水の色の違いが明瞭にわかる場所がありました。
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    コイやフナの水田での育成事業や、代かき水による濁水排出の防止など、三方五湖自然再生協議会で取り組む事業はつくづく大切だと感じた1日でした。

     

  • 研究所の活動
     良く晴れた春の日、里山里海湖研究所の相談員が薪割りを行いました。
     研究所では冬の間、薪ストーブで暖をとっています。
     伐採されたばかりの木は大量の水分を含んでいて、そのままストーブにくべると火がつきにくかったり、煙突が詰まる原因になったりします。
     そこで、早い時期から使用に適した大きさの薪にして、乾燥させておく必要があるのです。
     斧を使って薪を割る方法もありますが、今回は薪割り機を使いました。
      
     玉切りにしたスギを薪割り機に投入です!みるみる割れていきます。
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     何回か繰り返すと、ちょうどよいサイズの薪になります。
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     たくさんの薪が出来上がりました。
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     使用した薪割り機は、里山の保全・再生活動に取り組んでいる方に無料で貸出しをしています。
     ぜひご利用ください!
     https://satoyama.pref.fukui.lg.jp/support/archives/18
     






     
  • 研究所の活動

     福井の自然に触れ、親しみ、学ぶことのできる里山として、県内に33か所展開している福井ふるさと学びの森。
    その各運営団体が、11月25日(土)あわら市波松、北潟地域において一堂に会し、「福井ふるさと学びの森ネットワーク大会2017」が開催されました。
     北潟国有林のフィールドワーク、森のようちえん活動についてのワークショップ、チェーンソーの安全講習会など盛りだくさんの内容で、団体間の交流が深まりました。
     
     〇開催はこちら⇒ネットワーク大会 開催結果まとめ(PDF555KB)

     

  • 研究所の活動
     県の広報番組である「おはようふくいセブン」の撮影が行われました。
     今回の放送テーマは「花や緑あふれる生活を楽しもう」で、研究所からは学びの森(あわら市波松民有林)をご紹介しています。
     学びの森では、山遊びや生きもの観察、間伐体験など、里山に触れ親しみ学ぶことのできるイベントを実施しています。
     イベントの開催情報は、ホームページでお知らせします。
     緑豊かなフィールドに、ぜひ一度お越しください。
     https://satoyama.pref.fukui.lg.jp/feature/manabinomori

    ※「おはようふくいセブン」の放送は、6月25日(日)午前7時です

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  • 研究所の活動

     福井の自然に触れ、親しみ、学ぶことのできる里山として、県内に33か所展開している「福井ふるさと学びの森」の各運営団体が、11月27日(日)六呂師高原(大野市)において一堂に会し、「福井ふるさと学びの森ネットワーク大会2016」が開催されました。
     今回のネットワーク大会では、それぞれの学びの森での活動が、より安全に運営され、参加者が安心して里山を訪れることができるよう、岐阜県立森林文化アカデミーから川尻秀樹副校長をお招きし、学びの森の1つであるハックルベリーの森(大野市南六呂師)などを会場として、安全活動講習会および意見交換会を実施いたしました。
     
     〇大会詳細はこちら⇒ネットワーク大会 開催結果まとめ(PDF)

     

  • 研究所の活動

     9月1日、県の広報番組である「ほっとふくい」の撮影が研究所で行われました。
     今回の放送テーマは「秋のおすすめお出かけスポット」ということで、研究所からは今年から始まった「三方湖畔生きもの観察ツアー」をご紹介しています。
     撮影では、トンボが飛び交うきれいな青空の下、ラプト君とレポーターの方に実際にツアーを体験いただきました。

     放送は、9月17日(土)午後5時からです。

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    ☆三方湖畔生きもの観察ツアー
      研究所がある三方湖畔では、たくさんの自然の生きものに出会えます。
      一緒に秋の湖畔を歩いてみませんか。
      生きものに詳しいスタッフが野鳥や植物、昆虫についてガイドします。
      ・日 時  毎週木・土・日曜日および祝日 10:30~ /13:30~
      ・コース  30分→研究所前からはす川河口まで往復
              60分→研究所前から縄文ロマンパークまで往復
      ・参加費 50円(保険料)
      ・申込みは不要です。時間までに研究所にお集まりください(事前予約できます)。
      ・荒天時など、都合により中止する場合があります。
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  • 研究所の活動

     今井林野庁長官が平成28年6月10日(金)に里山里海湖研究所に来所されました。
     三方湖を見学後、県が水月湖でボーリングして得られた水月湖年縞の実物展示を見ていただきました。
     その後、
    里山里海湖研究所の事業概要について説明を受けられました。

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       三方湖、
    水月湖年縞をご覧いただきました。

     

  • 研究所の活動
    今年度も、三方小学校において「里の学校」を実施しました。

    「里の学校」は、ふるさと福井の里山里海湖資源を活用して、研究員等が授業を行うものです。

    今年度実施した主な内容は次のとおりです。
    ・「水月湖の年縞」講義
    ・「水月湖の年縞」フィールドワーク
    ・「身近な水草」講義・演習
    ・「ゆりかご田」での生きもの調査
    ・福井ふるさと学びの森での「里山整備体験」    など

    これらを受けて、6年生には「里山里海湖ジュニア検定」を実施し、このほど「里山里海湖ジュニアマスター」の認定証を交付しました。

    これからも、里山里海湖についての理解を深め、大切にしようとする気持ちを育んで欲しいと思います。
    ●「里の学校」についてはコチラ⇒「里の学校」について(PDF201KB)

    ●「里山里海湖ジュニア検定」についてはコチラ

    ●「里山里海湖ジュニアマスター認定」についてはコチラ
     
  • 研究所の活動

     丸川珠代環境大臣、井上信治環境副大臣が平成27年12月27日(日)に里山里海湖研究所を訪れ、水月湖年縞をご覧になりました。

     当研究所の概要等を説明後、立命館大学の中川教授から年縞の説明を行い、県が昨年度、水月湖でボーリングして得られた水月湖年縞の実物展示をじっくりと見ていただきました。

      中川教授は、「実は水月湖は日本国内よりも世界的に知られた湖である。水月湖の年縞の中にある植物などを放射性炭素年代測定することによって、水月湖の縞々1枚1枚が世界中の年代決定に使える。現在、水月湖の約5万年分の時間の定義を全世界の研究者が使っている。まさに地質年代にとってのグリニッジ天文台である。今後は気候変動の本質も探る研究にも使っていきたい。」と説明されました。
     

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    中川教授から水月湖年縞の説明を受ける丸川大臣、井上副大臣  年縞(実物)もご覧いただきました

     

  • 研究所の活動
     小浜藩の江戸屋敷が東京神楽坂にあった縁で、福井の魅力を紹介し交流するイベント「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」が毎年神楽坂で開催されています。(チラシはこちら PDF:3.43MB

     今年は11月22~23日にこのイベントが開催され、里山里海湖研究所も「水月湖年縞展示」と「里山クラフト体験」のコーナーを出展しました。

     「水月湖年縞展示」は、去年は解説パネルやDVDで紹介するコーナーを設けましたが、今年は水月湖年縞の実物展示物を展示し、年縞のシマシマを実際に見てもらいました。

     来場された方達は、水月湖の年縞がいくつもの奇跡的な環境が重なってできたということや、全世界で年代測定の「ものさし」として使われるようになったことに大変驚いていました。

     「里山クラフト体験」は、「どんぐりアート」や「松ぼっくりアート」の工作体験をしていただきました。
     お子さん、親子、外国の方など、ワイワイと工作体験を楽しみ、出来上がった作品はおみやげとして持ち帰っていただきました。

     
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    イベント開始直前のブースの様子
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    解説パネルやDVDで年縞のことを知ってもらいます
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    年縞のシマシマを数えています
     
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    クラフト体験はお子さんに人気でした
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    難しい工作はお父さんの出番です
     
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    可愛いどんぐりアートににっこり
     

福井県里山里海湖研究所

福井県里山里海湖研究所

〒919-1331 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1

電話:0770-45-3580(受付:8時30分~17時15分[土日祝・年末年始を除く])

FAX:0770-45-3680 Mail:satoyama@pref.fukui.lg.jp

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