自然観察棟では現在工作コーナーが常設してあり、お子さんを中心に工作活動を楽しまれる方が増えています。
木材に加えてどんぐりや松ぼっくりなども使っていただくことができ、時には相談員も驚くような発想豊かな作品ができあがっております
今回は遅くなりましたが4月と5月に工作体験で作っていただいた作品の一部を紹介させていただきます!
カラフルな色使いがとても素敵なクマさん! こちらのクマさんはお魚を持ってご満悦。
ポップな雰囲気が素敵です。 お魚の表情にもこだわりを感じます!
大きなハサミが立派なクワガタさん。 男の子に人気の恐竜!
デフォルメされた感じがとてもかわいらしいです! 少し難しいので親子で協力して作っている方が多いです。
大きな目と口がとてもチャーミング! まるで森のような幻想的な作品。
欧米のキャラクターのような雰囲気を感じます。 ヤシャブシの実と松ぼっくりの組み合わせが素敵!
工作体験は職員が随時受付をしておりますので、どうぞお気軽にお声掛けください!
皆様のお越しをお待ちしております(*'▽')
午前中は少々雨もぱらつきましたが、前々日からの雪の影響もなく、午前、午後とも三方湖畔をゆったりと歩きながら野鳥を観察することができました。
観察できた多くは、マガモ、カルガモで、他にはカワウ、カイツブリ、オオバン、オナガガモ、あと、鳴き声だけでしたがハス川沿いのヨシ帯にコガモが潜んでいることがうかがえました。水鳥ではないですが、福井県の県鳥であるツグミが縄文ロマンパーク内を低く飛ぶ姿や、イソヒヨドリ、ジョウビタキを見たと報告した参加者もいました。
講師の野鳥の会の方の解説では、渡り鳥がペアとなり繁殖するためには越冬地である日本にいるときから相手を探し始める必要があるとのこと。今日の水鳥の様子を見ていると多くは既に相手が決まってきているようでした。
屋外の水鳥観察会は1時間程でしたが、家族でゆったりと自然の中で(里湖空間の中で)過ごせたのは家籠り時間の長くなった子ども達には良い想い出として残るのではないでしょうか。
自然観察棟に戻ってからは、研究所自慢の薪ストーブで暖をとりながらサツマイモを焼く体験をしていただきました。パチパチ燃える炎を見て過ごす時間もおつなものです。薪ストーブの魅力が少しでも伝わったかな?
(参加者が焼き芋を焼いています) (まきストーブのメーカーによる解説)
さて、今回は新型感染症拡大防止のため、各回あたりの参加組数を5組までと少な目に設定しました。多くの参加申し込みをいただきましたが、やむなくお断りさせていただいたグループもあり、申し訳なく思います。水鳥はイベント実施の時以外にもいますので、冬はいつでも自然観察棟に来てゆっくりとお過ごしください。
令和2年11月28日(土)に今年3回目となる里山あそび教室「親子縄文たんけんたい」を開催しました。
当日はあいにくの雨となりましたが、7組27名の方に参加していただきました。
当初の予定では、前半にたんけんマップを持って縄文ロマンパークを探検し後半にネイチャークラフトをする予定でしたが、雨がやまないため、屋根のある場所でネイチャークラフトを中心に行いました。一部しかできなかったロマンパークの「たんけん」は、後日家族ごとに時間をつくっていただく形となりました。とても寒い中でしたが、子供たちは、自分たちが作る工作の材料(ドングリや松ぼっくり、ペッチンなど)を興味津々に選んでいました。
※ペッチン・・・箸づくりの廃材
自分の材料を選んだ後は、グルーガンを使って接着していきました。参加者は、グルーガンを使ったことがある人が多く、慣れた手つきで作品を作り上げていました。ひとつひとつが魅力のある作品で、見ている側も魅きつけられるものばかりでした。
【参加者の作品集】
ネイチャークラフトがひと段落した後は、たんけんマップの指示にある通り、“縄文人になりきれ”ということで縄文時代の衣装に着替えていただきました。縄文博物館からお借りした衣装は、参加者もどれにしようか迷うほど様々な種類があり、着替え終わると記念に、竪穴住居を背景にして写真撮影を行っていました。
また今回は、若狭三方縄文博物館友の会DOKIDOKI会さんが竪穴住居の火焚きをされており、サツマイモを焼いて参加者にふるまってくださいました。薄暗い竪穴住居の中は、外の雨の音も聞こえず、パチパチと燃える焚火で温かいので、まるで別世界にいるようでした。参加者の中には、長時間竪穴住居の中で過ごし、冷えた体を温めながら焼きイモを食べていた方もいました。DOKIDOKI会のみなさんどうもありがとうございました。
天候がすぐれずとても寒い一日でしたが、参加者の方のアンケートでは、「寒い以上に楽しめた。」「親子で楽しい時間を過ごせた。」などうれしい回答をいただきました。
今回、「たんけん」は十分にできませんでしたが、ぜひまた天気の良い日にたんけんマップを持ってロマンパークの中を駆けめぐって欲しいと思います。
令和2年10月25日(土)に今年2回目となる里山あそび教室「森のハンガーを作ろう」を開催しました。
残念ながら体調が悪く欠席となった方もいましたが、14名の親子に参加いただきました。
会場の若狭町縄文ロマンパークには、クヌギやコナラなどのどんぐりの木をはじめ、いろいろな種類の木があります。(一社)SwitchSwitchの阪野真人さんの指導のもと、ハンガーの材料集めからスタートしました。
ハンガーの材料になりそうな木の枝を探します。まずは木をじっくりと観察。
ゆるいカーブの枝は肩をかける部分になりそう。
フックになりそうな二股の枝はどの木にあるかな?
よい枝を見つけたら、自分でノコギリを使って切り、ハンガーの材料となる部分を切り出します。
(※許可を得て樹木を伐採しています。)
小刀を使って、枝の先を削り、なめらかにしていきます。
鉛筆を削るように、丁寧に。初めて小刀を使う子どもたちもいて、見守る大人も緊張していましたが、頑張っていました。
最後に、二本の枝をロープでくくりつけて、オリジナルの素敵なハンガーが出来上がりました。
令和2年9月26日(土)に里山あそび教室 「レッツ!SATOYAMAいんぐりっしゅ」を開催しました。
アメリカ出身のヘイデン・シェッソンさんと縄文ロマンパークを歩きながら、自然を学び、英語に親しむ企画です。
あいにくの小雨でしたが、10組、33名の親子に参加いただきました。
まずは、英語で「はじめまして」のご挨拶。恥ずかしそうな子も、がんばって答えていました。そして、ヘイデンさんの出身地のアメリカ・ルイジアナ州のお話を聞きました。ルイジアナ州ではザリガニを家庭料理で食べること、森はなくて沼が多く、ワニがたくさんいること、など、日本との違いに皆興味を持って聞いていました。
さあ、縄文ロマンパーク散策に出発です。
案内は、(一社)SwitchSwitchの阪野真人さん。植物や昆虫を見つけたら里山クイズが始まります。
「猫じゃらし」って、英語でなんというのかな?ある動物のしっぽに似ていることからついた名前だよ。
・松ぼっくりに似ていることから名前のついた果物ってなんだろう?
・三方湖にも住んでいる「ナマズ」も、ある動物に似ている魚として英語で名前がついているんだよ。
正解は、ヘイデンさんから発表です。正しい発音も教えてもらいました。
縄文ロマンパークを一回りした後に、皆でいろんな葉っぱを探しました。
見つけた葉っぱを集めたら、ヘイデンさんから英語で質問。
・一番大きな葉っぱはどれでしょう?
・一番長い猫じゃらしはどれでしょう?
最後は、英語で「さようなら」のご挨拶。
最初の挨拶では恥ずかしがっていた子供たちも、元気に、「See you again!」
冬の間、暖をあたえてくれた薪ストーブ。
いよいよ片付けの時期となり、ストーブから伸びる煙突の先にフタをしました。
実は、毎年5月頃になると、スズメがやってきてこの煙突の先で巣を作ります。
しかし、ヒナがストーブの中に落ちる可能性もあり、後日のメンテナンスで巣を動かすことになってしまうので、今年は早めにフタをしました。
薪ストーブは、11月~3月の約5か月間、活躍してくれました。(→火入れの様子はこちら)
お疲れさまでした!
次の冬もよろしくね!