福井県里山里海湖研究所

文字サイズ: 小 中 大  
里山里海湖研究所の所員が、日々体験したこと、感じたことを綴っていくブログです。
  • 三方湖の野鳥
    3B2A6595.JPG
    2018年2月28日 シロハラ
    雪の解けている地面で落ち葉をけちらして虫をさがすシロハラ。ツグミとよく似た環境で見ることができます。
    いるのに気づかず近づいてしまうと、驚いたシロハラがキョッキョキョキョと鳴いて飛び立ちます。
    三方五湖のオジロワシは、2月21日夕方まで確認していますが、2月22日以降確認できていません。
    ハクチョウは、現在、コハクチョウ29・オオハクチョウ1の計30羽です。
    確認鳥種:マガン・コハクチョウ・オオハクチョウ(冬水田んぼ)・オナガガモ・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ホオジロガモ・ミコアイサ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ・カワウ・アオサギ・オオバン・(黄色脚セグロカモメ)・セグロカモメ・ミサゴ・トビ・ノスリ・コゲラ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・シジュウカラ・ヤマガラ・ヒヨドリ・エナガ・シロハラ・ツグミ・スズメ・セグロセキレイ・オオジュリン
     

     

  •  今日は2月22日(木)です。春が近づいてきたことを感じさせる晴天になったところへ、よいタイミングでテレビ局の取材がありました。取材クルーは、三方五湖の風景を撮影したり里山里海湖相談員に自然観察のポイントを尋ねたりして帰っていきました。
      IMG_0311.jpg   IMG_0304.JPG   

     さて、ほとんど雪も解けて歩きやすくなったので、さとけん近くの木々を見て回りました。すると、コブシの中にふくらんだ花芽を見ることができました。日差しも明るく日も長くなってきています。三寒四温といいますが、これからそんな日がしばらく続きそうです。
                IMG_0318.jpg  
               青空に コブシの花芽 背伸びして ・・・・・   

     ♪ 春よ来い 早く来い  歩き始めたみいちゃんが ・・・ の童謡を思い出すような季節になってきました。  
     
     
     
  • 三方湖の野鳥
    3B2A6640.JPG

    2018.2.19 オオハクチョウずいぶん成長しました
    はす川左岸の冬水田んぼを拠り所に冬を越してきたコハクチョウオオハクチョウ。数は減って全部で27羽に。1週間ほど前からヒシクイ4羽が一緒に行動しています(写真背後の黒っぽい個体がそれです)。12月1日にやってきたハクチョウの中に混じっていたオオハクチョウ1羽。当初はくちばしの色合いが幼かったのですが、今では随分と成鳥のオオハクチョウのくちばしの色合いに近くなりました。雪に埋もれた二番穂は食べつくされつつあり、根元の柔らかい部分や茎を引きちぎって食べています。北帰行まであと10日ほど。早く雪が消えて、えさが食べやすいようになって欲しいと願っています。
    オジロワシは今日も魚をハンティング成功していました。こちらもあと1週間ほどでしょうか。
    確認鳥種:ヒシクイ・コハクチョウ・オオハクチョウ(冬水田んぼ)・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ホオジロガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ・カワウ・オオバン・カモメ・セグロカモメ・ミサゴ・トビ・オジロワシ・ノスリ・コゲラ・アカゲラ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・シジュウカラ・ヤマガラ・ヒヨドリ・ムクドリ・シロハラ・ツグミ・イソヒヨドリ・アトリ・イカル・ホオジロ  +フクロウのペリット

  •  今回の豪雪はようやく峠を越す気配ですが、嶺北中心に大きな被害をもたらしました。嶺南は嶺北ほどではありませんが、凍結や降雪による交通障害や農業被害等がありました。
     2月16日(金)、さとけんは朝から晴天に恵まれました。三方湖畔の雪解けが進み、水鳥たちの活発な様子を見ることができます。
    IMG_0278.jpg IMG_0282.jpg
     
     ところで、さとけんでは水槽でギンブナやアブラボテ、カワムツなどを飼っています。日中は暖房も効いているので魚たちにとっては過ごしやすいだろうなあと想像しますが、これは人間の勝手な思い込み。えさも与えられて体長も大きくなりましたが、きっと自然の環境の方がよいことでしょう。魚が話せたら何を言うのだろうと、彼らを見ていて思います。
    IMG_0285.jpg IMG_0286.jpg   

      
  •  2月6日、福井市で積雪100cmを超える大雪となりました。嶺南地方は30cm前後ですんでいるので、まだ有難いほうです。
     それでも三方湖畔の梅園の木々も白い衣装をまとい、寒そうな景色です。
    IMG_0201.jpg

     建設中の年縞展示施設でも、作業員の方々が除雪に追われていました。滑りやすい建築現場では、普段以上に気を張ることでしょう。無事故を祈りたいと思いました。
    IMG_0205.jpg IMG_0206.jpg  

     岸辺では昼過ぎには風も止んで、いつものようにカモやカワウなど水鳥が集まっていました。
    IMG_0212.jpg
     

     
  •  2月1日、如月になりましたが、今日は幸い穏やかな一日でした。
     小さくしか写っていませんが、写真の中ほどにカワセミが写っています。
      IMG_0160.jpg

     カモものんびりした感じに見えましたが、少し近づいただけでバタバタッと飛び立ってしまいました。さすがに周りの気配には敏感です。
    IMG_0162.jpg IMG_0171.jpg

     水の中を覗き込むと、ヒシの実がたくさん見られました。水の動きに合わせてゆらりゆらりとゆれていました。やがて暖かくなると、水中根を伸ばして湖面に葉を広げるものもあることでしょう。
    IMG_0170.jpg IMG_0176.jpg
     まだまだ水は冷たく、しばらくこんな景色が続きます。    

     
  • 三方湖の野鳥
    3B2A6562.JPG
    2018年2月1日 オジロワシ成鳥1羽

    今日は2度、オジロワシの飛ぶ姿を見ることができました。この冬の三方五湖は成鳥1羽が定着しています。
    三方五湖の生態系の頂点に位置するオジロワシが渡来し続けるには、三方五湖の自然再生が急務です。
    今日は午前中少し気温が上がり、観察しやすかったこともあり、ミソサザイやルリビタキなど小鳥たちを観察できました。
    確認鳥種:コハクチョウ・オオハクチョウ(冬水田んぼ)・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ホオジロガモ・カワアイサ・ミコアイサ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ・カワウ・オオバン・タシギ(冬水田)・カモメ・セグロカモメ・ミサゴ・トビ・オジロワシ・ノスリ・カワセミ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・シジュウカラ・ヤマガラ・ヒヨドリ・エナガ・ミソサザイ・シロハラ・ツグミ・ルリビタキ・ジョウビタキ・イソヒヨドリ・ホオジロ
     
  •  1月26日(木)です。福井県内でも大雪に見舞われている地域が少なくありません。さとけん入り口の階段下で積雪を測ったら、だいたい30cmぐらいでした。
     IMG_0138.jpg IMG_0139.jpg

     三方湖はというと、写真(左)のように湖面の一部がシャーベット状になっています。その上にカルガモが20羽くらい休んでいます。(右)の写真は前日のものです。北風の強く吹く中、桟橋に上がっていました。今日は桟橋もやや雪が増えたためか、半凍り状態の湖面に降りているというところでしょうか。
     IMG_0135.jpg IMG_0134.jpg

     道の駅「三方五湖」の駐車スペースも、午前中はほとんど雪に埋もれていました。しかし、昼近くになって除雪車が入ってくれました。みるみる除雪が進み、さとけんにとっても有難い限りです。
     ただこの寒さ、今しばらくは続くようです。雪による事故や健康管理には気をつけたいですね。
     IMG_0136.jpg IMG_0137.jpg

     
  • 1月21日、三方五湖に虹がかかりました。予告なしですが、自然が鮮やかにつくって見せてくれた瞬間です。さとけんを訪れていた人たちからも歓声が上がりました。
     IMG_0106.jpg

    1月22日午前中、三方湖畔を歩いてみました。野鳥観察小屋では屋根の上をイソヒヨドリがピョンピョンと軽やかに行ったり来たりを繰り返していました。
     IMG_0109.jpg IMG_01091.jpg IMG_01092.jpg

     次に、クイズをひとつ。この写真に写っているのはいったい何でしょうか。 
          IMG_0115.jpg
     答えは、アジサイの冬芽です。
          IMG_0116.jpg
     春はまだ先ですが、草木はもう次の季節の準備を始めているようですね。

     最後に水鳥たちです。この時期三方五湖では幾種類もの水鳥を観察することができます。この写真ではややぼんやりですが、足を運んでいただければ、鳥たちの生き生きした様子や周りの景色を楽しんでいただくことができます。ほんの5分10分でもぜひどうぞ・・・・・。
    IMG_0111.jpg IMG_0122.jpg

     
     
  • 三方湖の野鳥
    3B2A6403.JPG

    2018年1月9日 ヨシガモのペア
    三方五湖で冬を越すカモ類の数は年によって変動がありますが、だいたい7千羽から1万羽くらいです。
    今日は湖岸近くでヨシガモのペアを見ることができました。ナポレオンハットに似た緑色の頭のオスと褐色のメスが
    寄り添って泳いでいました。
    今日はヨシ帯のヤナギにオオタカが止まりカモを狙おうとキョロキョロしていましたし、
    ハヤブサも何度も飛んでは止まることを繰り返していました。
    確認鳥種:コハクチョウ・オオハクチョウ(冬水田んぼ)・ヨシガモ・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ・アオバト・カワウ・アオサギ・オオバン・タシギ(冬水田)・カモメ・セグロカモメ・トビ・オジロワシ・ノスリ・カワセミ・コゲラ・ハヤブサ・モズ・ハシボソガラス・シジュウカラ・ヤマガラ・ヒヨドリ・シロハラ・ツグミ・ジョウビタキ・アトリ

     

     


福井県里山里海湖研究所

福井県里山里海湖研究所

〒919-1331 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1

電話:0770-45-3580(受付:8時30分~17時15分[土日祝・年末年始を除く])

FAX:0770-45-3680 Mail:satoyama@pref.fukui.lg.jp

このページの先頭へ

Copyright ©2015 - 2024 Fukui Prefectural Satoyama-Satoumi Research Institute. all rights reserved.