福井県里山里海湖研究所

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里山里海湖研究所の所員が、日々体験したこと、感じたことを綴っていくブログです。
  • 三方湖の野鳥
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    2018年6月14日 カワラヒワ
    「キリキリコロコロ ビィーン」とか「キリッ キリッ」と鳴き、スズメと同じくらいの大きさの鳥が目立つようになりました。
    今の時期は、巣立って少し大きくなった幼鳥を連れて親鳥がエサをさがしているところを目にします。
    体全体は、緑色をして、翼に黄色の部分があり、飛ぶと黄色が目立ちます。
    市街地の公園から、農耕地、河川敷、山林と幅広い環境で見ることのできる野鳥です。
    確認鳥種:マガモ・カルガモ・カイツブリ・アオサギ・ダイサギ・チュウサギ・バン・オオバン・トビ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・シジュウカラ・ツバメ・ヒヨドリ・オオヨシキリ・コヨシキリ・ムクドリ・スズメ・セグロセキレイ・カワラヒワ

     

  •  6月7日の三方湖です。関東以西はほとんど梅雨入りしましたが、北陸はまだ発表されていません。今日は青空が広がり、蒸し暑い日になりました。今冬の大雪のせいでしょうか。理由はよく分かりませんが、昨年に比べると虫たちの姿が少ないような気がします。
     草木の方は気温の上昇とともによく育ち、緑を濃くしていきます。
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     オニグルミの実が目立ってきました。

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     湖岸のネムノキは、一部開花を始めました。うすく淡いピンクの花が風に揺れています。

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     アジサイは日当たりの違いからでしょう。花の様子はさまざまです。これから大きな花に育とうとするものがほとんどです。

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     オオイトトンボにモンシロチョウ。数は多くありませんが、いくらか目立つようになってきました。

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     最後は、三方湖のヒシ刈りに向かう漁師さんたちの出発風景です。ここのところ毎日のように出かけられます。湖面のヒシが刈り取られた後には舟の通り道ができあがっていきます。

     これからは雨の日が多くなるようです。束の間の晴れ日だったのかもしれません。
     
     
  •  6月2日、青空が空一面に広がりました。そのスカイブルーと里山のグリーンを背景に、年縞博物館の長い三角屋根が映えています。
     建物はほぼ外観が整いました。そこで、いくつかアングルを変えて撮影してみました。
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     縄文博物館側からの展望       ここから鰣(はす)川と縄文ロマンパークが展望できる
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     縄文コロセウムからの展望            展示棟の軒下から研究棟を臨む
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     鰣川と研究棟です                正面入口側からの展望です                 
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     正面入口側の研究棟

     まだオープンには間がありますが、世界に誇れる年縞博物館。期待が高まります。
     
  •  5月26日、午後からは夏の日差しになりました。
     三方湖ではヒシが目立つようになり、漁協の皆さんがヒシ刈り作業を行っています。舟の行き来の妨げになったりするためです。
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     岸辺の樹木や草木には、サシガメやイトトンボなどの姿も見られるようになり、夏も近いと感じさせてくれます。
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     年縞博物館は、仕上げの工事に入ってきました。8月には完成する予定です。水月湖の湖底に形成された、7万年に及ぶ縞模様の地層。多くのことを学べる博物館の完成が待たれます。
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  • 三方湖の野鳥
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    2018年5月15日 オオヨシキリのさえずり
    三方湖の湖岸付近では「ギョギョシ、ギョギョシ」とオオヨシキリの大きなさえずりがよく聞こえます。
    ヨシ原の湖面近くを飛んで移動し、昨年のヨシの茎や、今年伸びた緑色のヨシの茎の先端に止まりさえずっています。
    この時期だけ、よく似たコヨシキリもヨシ原で見ることができます。
    確認鳥種:マガモ・カルガモ・カイツブリ・アオサギ・ダイサギ・チュウサギ・バン・オオバン・ミサゴ・トビ・フクロウ・コゲラ・ハシボソガラス・シジュウカラ・ツバメ・ヒヨドリ・メジロ・オオヨシキリ・コヨシキリ・クロツグミ・イソヒヨドリ・キビタキ・スズメ・イカル・アオジ




     
  •  5月15日(火)、夏を思わせる日差しに気温もぐんぐん上昇しています。
     三方湖のほとりではキショウブが、葦や夏草の緑の中でひときわ鮮やかに黄色い花を咲かせています。
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     紫陽花も季節に遅れまいとするかのように、開花の準備をしているように見えました。この冬は大雪に悩まされましたが、その記憶も薄れかけるくらいに季節の移り変わりが早いように感じられます。振り返ると春が駆け足でやってきて、駆け足で去っていったような・・・・・。 
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     さて、縄文博物館の隣に建設中の「年縞博物館」を、はす川方向から撮ってみました。ご覧のように、もう周りの景色にとけこんでいます。9月にオープンの予定ですので、皆様ぜひお越しになってください。
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  •  5月1日(火)、大型連休の谷間ですが、三方五湖にも青空が広がりました。少し汗ばむような陽気です。新緑から青葉へと、さとけんの周りの景色も日に日に夏色になってきました。

     さて、7万年の時をかけて積み重なったシマシマに、歴史の謎を解く鍵が秘められていると注目される「水月湖の年縞」。その年縞の展示説明を主目的に建設されているのが「年縞博物館」です。いよいよその全容が見てとれるような段階に入ってきました。

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     歴史の長さをイメージさせてくれるように長く伸びる展示棟。その展示棟の最も湖に近いスペースは、カフェになる予定です。年縞について知っていただいた後、周りの景色を眺めながらゆったりくつろいでいただけるのではないかと思います。
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     中央部は高床で風が吹き抜けていくようなつくりです。写真右の三角屋根の建物は研究棟です。どれも三角屋根が目を引きますね。
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     こちらは案内看板です。縄文ロマンパークとよばれる緑豊かな三方湖畔の一角に「福井県年縞博物館」が配置されています。この夏完成し、9月に開館する予定です。三方湖のキラキラ光る波間や川面に水鳥たちの生き生きとした姿も見ることができます。
     三方五湖スマートインターからほんの数分で駐車場に着けます。

     みなさんのお越しをお待ちしています。
     
              
  • 三方湖の野鳥
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    2018年4月19日 渡去前のツグミ
    そろそろ繁殖のために北の方に帰るツグミたちが、田んぼや公園などで落ち葉をひっくり返したり、草の根元を掘り返したりして餌を探す姿をよく見ます。かつて違法のカスミ網でたくさんのツグミたちが犠牲になりました。こうした歴史を経て、今のツグミたちがいますが、今年も秋には元気に戻ってきてほしいと願っています。
    確認鳥種:ヨシガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・キジバト・カワウ・アオサギ・ダイサギ・バン・オオバン・イソシギ・ミサゴ・トビ・コゲラ・アオゲラ・ハシボソガラス・ヤマガラ・シジュウカラ・ツバメ・ヒヨドリ・シロハラ・ツグミ・イソヒヨドリ・スズメ・セグロセキレイ・カワラヒワ・アオジ
  • 研究所の活動
     良く晴れた春の日、里山里海湖研究所の相談員が薪割りを行いました。
     研究所では冬の間、薪ストーブで暖をとっています。
     伐採されたばかりの木は大量の水分を含んでいて、そのままストーブにくべると火がつきにくかったり、煙突が詰まる原因になったりします。
     そこで、早い時期から使用に適した大きさの薪にして、乾燥させておく必要があるのです。
     斧を使って薪を割る方法もありますが、今回は薪割り機を使いました。
      
     玉切りにしたスギを薪割り機に投入です!みるみる割れていきます。
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     何回か繰り返すと、ちょうどよいサイズの薪になります。
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     たくさんの薪が出来上がりました。
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     使用した薪割り機は、里山の保全・再生活動に取り組んでいる方に無料で貸出しをしています。
     ぜひご利用ください!
     https://satoyama.pref.fukui.lg.jp/support/archives/18
     






     
  •  4月18日(水)、北寄りの風で気温はやや低めですが、次第に青空が広がってきました。新緑が野山を美しくしています。
     
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       オニグルミの若葉/4月11日    → → → →     4月18日
     1週間前と比べると、折りたたまれていた若葉を広げ、伸長させていることが分かります。    
          
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        三方湖畔、オニグルミの群落           芦が青々としてきました。

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        シモツケの一種のようです。       さとけん入口近くのケヤキ

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     夏の完工に向けて建設工事が進む年縞博物館。カフェができます。

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        こちらは研究棟。建物周辺も日に日に整っていきます。
     
              

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