福井県里山里海湖研究所

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里山里海湖研究所の所員が、日々体験したこと、感じたことを綴っていくブログです。
  •  2018年。年始めの大雪から始まり、夏は猛暑が長く続きました。そして、秋には50年ぶりの国体でとても盛り上がりました。記憶に残るたくさんのことがありましたが、気づけば今年もあとひと月ほどです。

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     三方湖や鰣川の葦も、鮮やかだった緑から薄茶色に変わり、冬が近いのを教えてくれています。

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     梅丈岳の落葉樹も色を変えながら葉を落としていってるようです。しかし、年間通してその美しさは変わりません。

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     縄文ロマンパークの芝は、短い期間で薄茶色に変わりました。こういうのを冬待ちの色とでもいうのでしょうか?こうした自然の変化を読み取りながら、きっと縄文時代の人たちも冬支度を始めていたのでしょうね。
  • 三方湖の野鳥
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    2018年11月9日 コハクチョウ初飛来


    コハクチョウ8羽が三方湖に飛来しました。鰣川河口のヨシ原近くの水面で羽を休めていました。午後の3時半頃、飛び立ち三方湖上空を西へと飛んでいきました。西田地区の水田に下りるか、そのまま山陰方面に行くか。明日が楽しみです。
    【確認種】
    コハクチョウ・マガモ・カルガモ・ハシビロガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ホオジロガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・カワウ・アオサギ・ダイサギ・コサギ・オオバン・ウミネコ・セグロカモメ・ミサゴ・トビ・ハヤブサ・モズ・ハシボソガラス・シジュウカラ・ヒヨドリ・ウグイス・ジョウビタキ・スズメ・セグロセキレイ・ホオジロ・オオジュリン




     
  •  11月に入っても、上旬はしばらく穏やかな日が続きました。各地から紅葉の便りも聞かれます。里山里海湖研究所のある三方湖周辺の山々も、日に日に色づいてきました。

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     自然観察棟のそばでは、秋の野花がまだまとまって咲いています。一方落葉樹は葉の緑が黄色や茶色に変わってきました。朝は落ち葉の掃除からスタート、という日が多くなりました。

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     梅丈岳や三方湖の様子です。このような好天の日もだんだん少なくなってきますね。貴重な青空が広がりました。

     北から越冬のために渡ってくる水鳥の数も増えつつあります。「三方五湖自然観察棟」からのバードウオッチングにもぜひおいでください。
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  • 伊藤園さんの御協賛による植樹イベントが今日終わりました。天気は前半霧雨でしたが、最後までなんとか持ちこたえてくれました。
    講師の林先生からの里山のお話とネイチャーゲームが、時間のたつのを忘れさせてくれました。今日植えた木が育って、その実が鳥たちに食べられることによってフンに混じり、種として落ち、色々な山々で新たな芽を出し育っていくこと、仮に今日植えた木が枯れてしまっても、それは他の木の栄養になっていくことなどを学びました。
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    植樹では小さい子どもたちも重たい苗木やバケツの水をがんばって運んでくれました。きょう植えた木が無事に育ってくれることを期待します。
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    ネイチャーゲームで集めた木の葉は、黒いカードの窓に張り付けるとステンドグラスのようになり、みんなが作ったカードを並べて吊るしたら、それはそれは美しい「縄文の里山」の美術館になりました。
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    ドキドキ会の皆さんが焚き付けてくれた縦穴住居の煙のなかでの焚き火体験、焼き芋と熊笹茶もおいしかったです。
    今日は日頃のまるまるを忘れて、縄文ロマンパークで流れるゆったりとした時間、自然と人のつながりを感じることのできた幸せな1日でした。 
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  •  吹き渡る風が冷たくなってきました。早いもので、霜月11月に入り、日没時刻は午後5時前になりました。秋もそろそろ終わりの頃を迎えています。里山里海湖研究所の周りの景色を紹介します。

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     ケヤキの紅葉です。場所や風当たり、土の違いもあるのか色の違いがおもしろいです。

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     コスモスは最盛期を終えました。そこに、シジミチョウが蜜を求めて留まっていました。

     ドングリも落ちているのが多くみられます。
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     キキョウの花が美しく咲いていましたが、その横ではジョロウグモがハチを捕えてグルグル巻きに。
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     立冬も過ぎました。人も生き物もそろそろ冬支度ですね。

     
  • 三方湖の野鳥
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    2018.10.15  チュウヒ
    ハヤブサがケェーケェーケェーとよく鳴くなあと思い、見上げるとチュウヒが飛んでいて、
    ハヤブサの攻撃をヒョイヒョイとかわしていました。若い個体でした。「ヨシ原のハンター」と
    言われるチュウヒは三方五湖に昨年冬にも現れましたが、この冬もここで冬を越すのでしょうか。
    【確認種】
    ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・ハシビロガモ・オナガガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・カワウ・ゴイサギ・アオサギ・ダイサギ・チュウサギ・コサギ・バン・オオバン・ミサゴ・トビ・チュウヒ・カワセミ・ハヤブサ・モズ・ハシボソガラス・ヒヨドリ・ウグイス・センダイムシクイ・スズメ・セグロセキレイ
     
  •  三方湖畔を吹く風が、ときどきひんやり感じられる10月後半を迎えました。18日は穏やかに晴れわたって、美しい景色が広がりました。
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     赤トンボの数はひところより減りましたが、暖かいウッドデッキに止まったり飛んだりを繰り返しています。

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     岸は風で吹き寄せられたヒシでいっぱいです。湖底には無数のヒシが沈んでいるはずですから、来年も五月ごろから湖面に緑の葉を広げることでしょう。ただ、今年は広い範囲でヒシ刈りが行われたのでどんな状態になるかはわかりません。
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     望遠鏡を通して写したカワウとカルガモです。ちょっと撮れませんでしたが、オスの頭が緑色のマガモの姿も見られました。

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     自然観察棟は階段横のカツラの木、遠くに見える梅丈岳の頂上付近、わずかですが赤みを帯びてきました。
     
  • 三方湖の野鳥
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    2018.10.12 オシドリの小群
    今日は北風が強い一日です。カモは9種類見ることができました。カルガモとコガモがぐっと増え、繁殖地から
    どんどん渡ってきていることをうかがわせます。
    鰣川河口のヨシ帯は50年ほど前に人の手によって造り出されたものですが、これからの季節、強い北風をさえぎって
    水鳥たちの避難場所になります。
    今日はこのヨシ帯の奥まったところのヤナギに、渡り途中のオシドリが7羽、羽を休めていました。写真の手前3羽はコガモです。
    風が強くて小鳥たちは見つけられませんでした。
    【確認種】
    オシドリ・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・カイツブリ・カワウ・ゴイサギ・アマサギ・アオサギ・ダイサギ・コサギ・オオバン・トビ・ハシボソガラス・イソヒヨドリ

     

     

     

     

  •  今年は台風の発生数、上陸数ともに多い年ですが、10月に入ってもまだしばらくはこの傾向が続くのでしょうか。そんな中、三方湖畔の秋景色も少しずつ変わってきました。
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     写真では分かりづらいですが、左はカモが二羽、右はオオバンが五羽です。オオバンが渡ってくるということは、北方が寒くなってきた証拠でしょう。秋が深まっていくのだなと感じます。

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     ススキの穂の向こうにはセイタカアワダチソウの黄色が目立ってきました。エノコログサの群落も大きく風にそよいでいて、秋らしい景色です。

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     次は虫たち。アキアカネ、ベニシジミ、そしてどうやらハネナガイナゴのようです。それぞれに限りある時間を生きて、次の世代に命をリレーしていきます。
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     最後は湖から飛び立つ瞬間のアオサギです。湖面をなでるようにすれすれにしばらく飛んだかと思うと、すぐに大型機のように高度を上げて羽ばたきながら遠ざかっていきました。
  • 三方湖の野鳥
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    2018年10月3日 センダイムシクイ
    三方湖の南岸にある「縄文ロマンパーク」のコナラやクヌギの林はたくさんの方々の努力によって作られたものです。
    その林を渡り鳥たちが立ち寄り、いっときエサをとり、また次の場所へ渡っていきます。今日はムシクイ科のセンダイムシクイが
    樹冠部分でエサを採っていました。越冬地の東南アジアまで無事にたどり着いてほしいと思います。
    【確認種】
    ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・キンクロハジロ・カイツブリ・カワウ・ゴイサギ・アマサギ・アオサギ・ダイサギ・チュウサギ・コサギ・オオバン・バン・ミサゴ・トビ・アカゲラ・ハシボソガラス・ツバメ・イワツバメ・ヒヨドリ・イソヒヨドリ・スズメ・セグロセキレイ・キセキレイ・シジュウカラ・エナガ・モズ

     

     

     


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