12月に入っても比較的暖かい日が続いていましたが、ついに寒波到来です。12月16日、初雪となりました。三方五湖も白く雪化粧して景色が一変、冬本番を迎えました。
この寒波とともに、北からたくさんのカモの群れがやってきました。久しぶりに見るにぎやかな景色です。渡り鳥にはこれくらいの寒さはどうということもないのでしょう。グワッ、グワッと大きな鳴き声が響き渡っています。
縄文ロマンパークの竪穴式住居も、ご覧のとおり白く雪化粧して、ふだんとは違う趣きです。遊歩道の落葉樹には茶色い葉がまだたくさん残っていて、急に寒くなったことを教えてくれています。
これから年末年始を迎えますが、コロナ禍の年の瀬です。くれぐれも健康と安全には気をつけたいものですね。
令和2年11月28日(土)に今年3回目となる里山あそび教室「親子縄文たんけんたい」を開催しました。
当日はあいにくの雨となりましたが、7組27名の方に参加していただきました。
当初の予定では、前半にたんけんマップを持って縄文ロマンパークを探検し後半にネイチャークラフトをする予定でしたが、雨がやまないため、屋根のある場所でネイチャークラフトを中心に行いました。一部しかできなかったロマンパークの「たんけん」は、後日家族ごとに時間をつくっていただく形となりました。とても寒い中でしたが、子供たちは、自分たちが作る工作の材料(ドングリや松ぼっくり、ペッチンなど)を興味津々に選んでいました。
※ペッチン・・・箸づくりの廃材
自分の材料を選んだ後は、グルーガンを使って接着していきました。参加者は、グルーガンを使ったことがある人が多く、慣れた手つきで作品を作り上げていました。ひとつひとつが魅力のある作品で、見ている側も魅きつけられるものばかりでした。
【参加者の作品集】
ネイチャークラフトがひと段落した後は、たんけんマップの指示にある通り、“縄文人になりきれ”ということで縄文時代の衣装に着替えていただきました。縄文博物館からお借りした衣装は、参加者もどれにしようか迷うほど様々な種類があり、着替え終わると記念に、竪穴住居を背景にして写真撮影を行っていました。
また今回は、若狭三方縄文博物館友の会DOKIDOKI会さんが竪穴住居の火焚きをされており、サツマイモを焼いて参加者にふるまってくださいました。薄暗い竪穴住居の中は、外の雨の音も聞こえず、パチパチと燃える焚火で温かいので、まるで別世界にいるようでした。参加者の中には、長時間竪穴住居の中で過ごし、冷えた体を温めながら焼きイモを食べていた方もいました。DOKIDOKI会のみなさんどうもありがとうございました。
天候がすぐれずとても寒い一日でしたが、参加者の方のアンケートでは、「寒い以上に楽しめた。」「親子で楽しい時間を過ごせた。」などうれしい回答をいただきました。
今回、「たんけん」は十分にできませんでしたが、ぜひまた天気の良い日にたんけんマップを持ってロマンパークの中を駆けめぐって欲しいと思います。