福井県里山里海湖研究所

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2024年04月
  • 今年は、思いのほか晴天が続き、桜の花を十分楽しむことができました。
    山を彩る桜、湖を彩る桜、街道を彩る桜、どれもとても美しかったです。

    ところで、春は様々な植物が花を咲かせる季節です。
    観察棟のまわりでもたくさんの花を見つけました。

    秋に、大きな丸いドングリを実らせる「クヌギ」。
    春には、こんな花を咲かせています。
    くぬぎ.jpg
    長く垂れ下がっているのが雄花、その根元には雌花。
    小さい花を咲かせます。こちらは、なかなか気づきにくいです。
    ほかにもシイの木や、コナラなどが同じような花を咲かせています。

    観察棟での工作の際にも大活躍する松ぼっくり。
    その松ぼっくりを実らせる「マツ」の花もこの時期に咲いています。
    マツ.jpg
    こちらは雄花。これが成熟すると花粉を放出します。
    中心が伸びて、その先に雌花が咲きます。赤い小さな花です。

    小まつぼっくり.jpg
    こちらは昨年受粉してできた松ぼっくりの赤ちゃん。いわゆる松ぼっくりに
    成長するにはもう1年必要です。松ぼっくりは2年がかりで出来上がります。

    こちらは、「ヒノキ」。
    葉の先に、小さな花を咲かせます。ヒノキも雄花と雌花が別々に咲く植物です。
    ひのき.jpg  ひのき2.jpg
    受粉後、実が熟すと、松ぼっくりと同じように、かさの間に種子を作ります。

    まだまだ、他にもたくさんの花が咲いています。ぜひ、野山を散策して
    いろいろな花を見つけてください。

    そして、足元にはこんなにかわいい花たちも。
    足元の花.jpg  野の花3.jpg

    最後に、こちらはもみじの花。
    昨年落とした種から芽が出て、成長した姿も見られます。

    モミジの花.jpg  もみじ.jpg

    春は、命の息吹を感じるパワーあふれる季節です。
     
  • 暖かい日が増えてきました。
    桜の開花も進み、満開の見頃を迎えました。
    観察棟のまわりも、すっかり春の装いになってきました。
    菜の花も満開。ヒメオドリコソウ、タンポポも咲き始めています。

    ナノハナ.jpeg  さくら.jpg

    観察棟の真下にある船着き場では、地元の人が、シラウオ(シラウオ科)取りを
    されていました。話を伺うと、今年は例年より遡上が早いそうです。
    天ぷらにするとうまんだよ、と教えてくださいました。

    しらうおとり.jpg  しろうお.jpg

    また、水鳥の姿はすっかり減ってしまい寂しくなりましたが、
    今度は、つばめの姿が見られるようになりました。この近くでも子育てが
    始まるかもしれません。また、新たな楽しみです。

     

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