今年は、思いのほか晴天が続き、桜の花を十分楽しむことができました。
山を彩る桜、湖を彩る桜、街道を彩る桜、どれもとても美しかったです。
ところで、春は様々な植物が花を咲かせる季節です。
観察棟のまわりでもたくさんの花を見つけました。
秋に、大きな丸いドングリを実らせる「クヌギ」。
春には、こんな花を咲かせています。
長く垂れ下がっているのが雄花、その根元には雌花。
小さい花を咲かせます。こちらは、なかなか気づきにくいです。
ほかにもシイの木や、コナラなどが同じような花を咲かせています。
観察棟での工作の際にも大活躍する松ぼっくり。
その松ぼっくりを実らせる「マツ」の花もこの時期に咲いています。
こちらは雄花。これが成熟すると花粉を放出します。
中心が伸びて、その先に雌花が咲きます。赤い小さな花です。
こちらは昨年受粉してできた松ぼっくりの赤ちゃん。いわゆる松ぼっくりに
成長するにはもう1年必要です。松ぼっくりは2年がかりで出来上がります。
こちらは、「ヒノキ」。
葉の先に、小さな花を咲かせます。ヒノキも雄花と雌花が別々に咲く植物です。
受粉後、実が熟すと、松ぼっくりと同じように、かさの間に種子を作ります。
まだまだ、他にもたくさんの花が咲いています。ぜひ、野山を散策して
いろいろな花を見つけてください。
そして、足元にはこんなにかわいい花たちも。
最後に、こちらはもみじの花。
昨年落とした種から芽が出て、成長した姿も見られます。
春は、命の息吹を感じるパワーあふれる季節です。