福井県里山里海湖研究所

文字サイズ: 小 中 大  
里山里海湖研究所の所員が、日々体験したこと、感じたことを綴っていくブログです。
  • 6月6日(日)に、今年度2回目の里山あそび教室「竹炭オブジェをつくろう!」を開催しました。嶺南地域の親子4組15名が参加してくれました。

    講師は、研究所のふるさと研究員である福地伸二さん、久子さん、田中裕治さんが勤めてくださいました。

    まず、参加者は、講師が準備したオブジェの見本をみてから、自分がオブジェにする竹材料の加工をはじめます。ドリルやのこぎり、やすりで思い思いの形にしていきます。ドリルを使うのが初めてのお子様もいましたが、講師の方の丁寧な指導のもと、安全に加工することができました。
    加工した竹材料は、どんぐりや松ぼっくり、枝や葉っぱなどとともに空き缶に入れ、かまどの火であぶります。参加者の中には自宅で折り紙を使って毬や手裏剣を作って持参し、一緒に炭にしていく参加者もありました。
    IMG_2185.JPG
    次は出来上がったオブジェを並べるベースの板の加工です。講師の田中さんが用意してくれた様々な木工加工道具が大活躍!ホールソーを使って杉の板に大きな穴をあけたり、トリマーで板のエッジを滑らかに加工していただきました。最後に塗料を塗って光沢を出して仕上げます。
    IMG_2190.JPG
    さて、缶をあぶり続けること30分、少し冷やした後にいよいよ缶から炭を取り出します。どんな炭ができているかな?みんな楽しみに蓋を開けていきます。熱で元の形から変形したものや折り紙で作った作品が壊れてしまっているものもありましたが、みんなその変化を楽しんでいるようでした。
    IMG_2206.JPG IMG_2200.JPG
    ホットボンドで炭とベースの板をくっつけて完成です。子ども達の自由な発想でオブジェをつくってもらおうという講師の方針で、見本とは違ういろいろなオブジェができていました。
    IMG_2211.JPG IMG_2213.JPG
    IMG_2214.JPG IMG_2208.JPG
    最後に炭の効能や利用方法についてお尋ねされる参加者もあり、消臭や畑の土壌改善にも効果があることをお話させていただきました。

    秋にも別のイベントを予定していますので、みなさん、またご参加くださいね。

     

  • 令和3年5月22日(土)にSATOYAMAいんぐりっしゅを開催しました。
    1回目(9:30~10:30)・2回目(11:00~12:00)あわせて28名の方に参加していただきました。
     
    (一社)SwitchSwitchの阪野真人さんと地元でALTをされているヘイデン・シェッソンさんの指導で、若狭町縄文ロマンパークをまわりながら英語と自然に触れていきました。
     
    まずは、子どもたち全員にできるだけ英語で自己紹介をしていただきました。恥ずかしかったのか、モジモジしてしまう子どもも見受けられました。
    IMG_1971.JPG IMG_1969.JPG
     
    続いては、縄文ロマンパークめぐりです。
    自然に触れながら、五感を使って英語を学びます。(花の匂いを嗅いでスメルズグッドと言ったり、蜜を吸ってスウィートと言ったり)
    IMG_1993.JPG IMG_1987.JPG
     
    実際に感じたものを英語で発音して少しずつ打ち解けていき、楽しそうに発音していました。
     
    また、葉っぱを子どもたちに集めてもらいました。
    みんなで持ち寄った葉っぱを使って、大きさ、長さ、色や形などを比べながら英語で発音していきます。
    最初は恥ずかしがっていた子も、この頃には非常に楽しそうに笑顔いっぱいでシェッソンさんの発音に耳を傾けていました。
    IMG_1999.JPG IMG_2027.JPG
     
    英語でクイズも行われました。
    1.カラスは英語で?
    ①シロー
    ②クロー
    ③キイロ― 
    2.湖の魚ナマズの英語の由来となった動物は?
    ①ネコ
    ②イヌ
    ③キツネ    
    子どもたちに参加してもらい、非常に盛り上がっていました。(答えは最後に記載)
    IMG_2011.JPG IMG_2040.JPG
     
    あっという間に1時間が終わってしまい、最後にお別れのあいさつをして終了です。もうちょっといたい、帰りたくないと言っている子もみられ、教室で机と向き合いながら英語を学ぶよりも、自然に触れ五感を使って楽しく学んだほうがより興味関心を高めることになるのではないかと思いました。これも里山の魅力の一つなのだと実感しました。
     
     
    (クイズ答え 1.②  2.①(Catfish))
  • 雨の日が続き、ハス川の水量が増してきました。
    三方湖のコイとフナが遡上を始めているとの情報があり、当研究所の石井研究員がハス川支流の高瀬川に産卵用のシュロを設置するというので同行しました。
    IMG_1811.JPG IMG_1819.JPG
    シュロを設置する理由は、シュロに産卵させ、その卵からふ化した稚魚を水田で育てるためです。近隣の農家さんのご協力をいただいて、田植えを終えた田んぼでコイとフナの稚魚を育てます。田んぼの中では稚魚が育ちやすく、最終的には中干し時期に排水と共に三方湖に戻します。かつては遡上するコイやフナが田んぼまで遡上した後に産卵していましたが、圃場整備により直接田んぼまで遡上することはできません。そこで人為的に水田に稚魚を放したり、魚道を設置することで地域固有の稚魚を増やすことにしています。
    IMG_1828.JPG IMG_1830.JPG IMG_1831.JPG

    コイやフナは水をたくさん蓄えた水田を目指し、三面張りの急流も勢いよく上っていきます。ところが今日はあまりにも水の流れが速く、途中で戻され、少し休憩してから再度チャレンジる姿が見受けられました。
    IMG_1822.JPG InkedIMG_1825_LI.jpg IMG_1826.JPG

    また、田植えの準備が始まり、田んぼの代かきによる泥水が多く排出される場合があり、水路の合流地点では水の色の違いが明瞭にわかる場所がありました。
    IMG_1823.JPG

    コイやフナの水田での育成事業や、代かき水による濁水排出の防止など、三方五湖自然再生協議会で取り組む事業はつくづく大切だと感じた1日でした。

     

  •  桜も咲いて春本番です。三方湖の周りにも春の風が吹きわたり、木々も花を開かせたり緑の葉を広げ始めたりと、生き生きとしてきました。冬鳥たちは概ね北国へ帰っていきました。

    20210326.01.jpg 20210326.04.jpg
     道沿いのカツラの木が芽吹いています。   青年の家の向こう側には山桜が。

    20210326.06.jpg
     こぶしの花、アジサイの若葉も春を告げています。
        23210326.02.jpg

    感染予防対策をして三方五湖へおいでください。豊かな自然の中で心のリフレッシュができますよ。

     

  •  立春も過ぎ、天気が良い日は日差しも春のようにやわらかくなってきました。三方五湖は、やはり青空を映すと美しさが引き立ちます。
     湖で見られる鳥たちも、どこか春待ち顔のような気がするこの季節です。

     2021.2.6.4.jpg 2021.2.6.1.jpg
                                パンダ顔のミコアイサ、白がひときわ美しい

     2021.2.6.2.jpg 2021.2.6.3.jpg
      シラウオをねらうカンムリカイツブリ     魚をキャッチするのが巧みなミサゴ

     2021.2.6.5.jpg 2021.2.6.6.jpg
      桟橋で暖を取るのか、カルガモたち       水田で食事に忙しいコハクチョウたち

     新型コロナウィルスに関しては「福井県感染拡大警報」発令中ですが、感染予防対策をとって三方五湖へおいでください。豊かな自然の中できっと心のリフレッシュができますよ。

     

  • 展示・体験

     午前中は少々雨もぱらつきましたが、前々日からの雪の影響もなく、午前、午後とも三方湖畔をゆったりと歩きながら野鳥を観察することができました。

    S1180016.JPG

     観察できた多くは、マガモ、カルガモで、他にはカワウ、カイツブリ、オオバン、オナガガモ、あと、鳴き声だけでしたがハス川沿いのヨシ帯にコガモが潜んでいることがうかがえました。水鳥ではないですが、福井県の県鳥であるツグミが縄文ロマンパーク内を低く飛ぶ姿や、イソヒヨドリ、ジョウビタキを見たと報告した参加者もいました。
     講師の野鳥の会の方の解説では、渡り鳥がペアとなり繁殖するためには越冬地である日本にいるときから相手を探し始める必要があるとのこと。今日の水鳥の様子を見ていると多くは既に相手が決まってきているようでした。

    S1180027.JPG toripea.png

     屋外の水鳥観察会は1時間程でしたが、家族でゆったりと自然の中で(里湖空間の中で)過ごせたのは家籠り時間の長くなった子ども達には良い想い出として残るのではないでしょうか。

    S1180055.JPG S1180033.JPG

     自然観察棟に戻ってからは、研究所自慢の薪ストーブで暖をとりながらサツマイモを焼く体験をしていただきました。パチパチ燃える炎を見て過ごす時間もおつなものです。薪ストーブの魅力が少しでも伝わったかな?

    suto-butiken.png   suto-bu kaisetu .png
    (参加者が焼き芋を焼いています) (まきストーブのメーカーによる解説)

     さて、今回は新型感染症拡大防止のため、各回あたりの参加組数を5組までと少な目に設定しました。多くの参加申し込みをいただきましたが、やむなくお断りさせていただいたグループもあり、申し訳なく思います。水鳥はイベント実施の時以外にもいますので、冬はいつでも自然観察棟に来てゆっくりとお過ごしください。

  •  野鳥の会のYさんから、「自然観察棟に」ということで、水鳥のぬいぐるみを2体いただきました。
    マガモとミコアイサです。なんという完成度の高さでしょう!
    自然観察棟の冬季イメージキャラクターにしようと思います。
    DSC_0778.JPG DSC_0771.JPG DSC_0776.JPG

    ということで、皆様からそれぞれ愛称を募集したいと思います。
    応募される方は、1月中に下記にメールをお願いします。
    (申し訳ありませんが採用されても特典は準備していません。ご容赦ください。)

     satoyama@pref.fukui.lg.jp

    それから、水鳥観察会参加者募集のご案内です。
    ○日時:1月31日(日)、2月14日(日)
     いずれも①10:00~11:30
         ②13:00~14:30
         各回5組まで
    ○参加費:50円/人、材料費100円/組
    ○講師:日本野鳥の会福井県支部 嶺南ブロックのみなさん
    ○その他:薪ストーブ体験会も行います。
       観察会の最後に薪ストーブを使って焼き芋を焼きます。
       ストーブの詳しい説明も行います。お楽しみに!
    詳しくは↓
    【1/31、2/14開催】「冬の水鳥観察会in三方湖」参加者募集中!|新着情報|福井県里山里海湖研究所 (fukui.lg.jp)

    kannsatukai aikyatti.png

  •  12月に入っても比較的暖かい日が続いていましたが、ついに寒波到来です。12月16日、初雪となりました。三方五湖も白く雪化粧して景色が一変、冬本番を迎えました。
     
     この寒波とともに、北からたくさんのカモの群れがやってきました。久しぶりに見るにぎやかな景色です。渡り鳥にはこれくらいの寒さはどうということもないのでしょう。グワッ、グワッと大きな鳴き声が響き渡っています。

    1111.jpg 1114.jpg

    1113.jpg 1115.jpg

     縄文ロマンパークの竪穴式住居も、ご覧のとおり白く雪化粧して、ふだんとは違う趣きです。遊歩道の落葉樹には茶色い葉がまだたくさん残っていて、急に寒くなったことを教えてくれています。
    1112.jpg 1116.jpg

     これから年末年始を迎えますが、コロナ禍の年の瀬です。くれぐれも健康と安全には気をつけたいものですね。
     

  • 展示・体験

     令和2年11月28日(土)に今年3回目となる里山あそび教室「親子縄文たんけんたい」を開催しました。

     当日はあいにくの雨となりましたが、7組27名の方に参加していただきました。
     当初の予定では、前半にたんけんマップを持って縄文ロマンパークを探検し後半にネイチャークラフトをする予定でしたが、雨がやまないため、屋根のある場所でネイチャークラフトを中心に行いました。一部しかできなかったロマンパークの「たんけん」は、後日家族ごとに時間をつくっていただく形となりました。とても寒い中でしたが、子供たちは、自分たちが作る工作の材料(ドングリや松ぼっくり、ペッチンなど)を興味津々に選んでいました。
    ※ペッチン・・・箸づくりの廃材
    IMG_0925.JPGIMG_0926.JPG

     自分の材料を選んだ後は、グルーガンを使って接着していきました。参加者は、グルーガンを使ったことがある人が多く、慣れた手つきで作品を作り上げていました。ひとつひとつが魅力のある作品で、見ている側も魅きつけられるものばかりでした。
    IMG_0935.JPGIMG_0936.JPG 

     
    IMG_0976.JPGIMG_0975.JPGIMG_0977.JPG【参加者の作品集】
     ネイチャークラフトがひと段落した後は、たんけんマップの指示にある通り、“縄文人になりきれ”ということで縄文時代の衣装に着替えていただきました。縄文博物館からお借りした衣装は、参加者もどれにしようか迷うほど様々な種類があり、着替え終わると記念に、竪穴住居を背景にして写真撮影を行っていました。
    IMG_0959.JPGIMG_0974.JPGIMG_0963.JPG
     また今回は、若狭三方縄文博物館友の会DOKIDOKI会さんが竪穴住居の火焚きをされており、サツマイモを焼いて参加者にふるまってくださいました。薄暗い竪穴住居の中は、外の雨の音も聞こえず、パチパチと燃える焚火で温かいので、まるで別世界にいるようでした。参加者の中には、長時間竪穴住居の中で過ごし、冷えた体を温めながら焼きイモを食べていた方もいました。DOKIDOKI会のみなさんどうもありがとうございました。
    IMG_0983.JPGIMG_0985.JPG
     天候がすぐれずとても寒い一日でしたが、参加者の方のアンケートでは、「寒い以上に楽しめた。」「親子で楽しい時間を過ごせた。」などうれしい回答をいただきました。
     今回、「たんけん」は十分にできませんでしたが、ぜひまた天気の良い日にたんけんマップを持ってロマンパークの中を駆けめぐって欲しいと思います。
                    tankenmap.jpg

  •  10月中旬から11月上旬、秋も後半の三方湖の景色です。
     今年も気温が高めに推移しているため、自然の移り変わりも平年に比べると遅めです。

     0003.jpg 0002.jpg
     湖畔のミゾソバの群生です。淡いピンクの小花が絶え間なく風にゆれてきれいでした。近くにはオニグルミが大きな実をつけていました。(10月14日、秋晴れの好天でした)
     
     0005.jpg 寒気が流れ込み風の強い日でしたが、カモの群れがやってきました。これから寒くなるにつれて数が増えていくでしょう。(10月29日)

     0006.jpg 川面を行き来するオオバンの群れがいくつも見られました。頭を前後にふりながら前へ進みますが、潜水も上手です。(11月1日)

     0008.jpg 0007.jpg
     紅葉が鮮やかになりました。それを眺めているわけではないでしょうが、屋根の上に二羽のトンビが休んでいました。風も穏やかでときどき日差しも見られる一日でした。(11月6日)
     
     秋の暮れ 道にしゃがんで 子がひとり 【高浜虚子】     もうこんな情景は見られなくなりましたね。 
     


福井県里山里海湖研究所

福井県里山里海湖研究所

〒919-1331 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1

電話:0770-45-3580(受付:8時30分~17時15分[土日祝・年末年始を除く])

FAX:0770-45-3680 Mail:satoyama@pref.fukui.lg.jp

このページの先頭へ

Copyright ©2015 - 2021 Fukui Prefectural Satoyama-Satoumi Research Institute. all rights reserved.