福井県里山里海湖研究所

文字サイズ: 小 中 大  
里山里海湖研究所の所員が、日々体験したこと、感じたことを綴っていくブログです。
  • 緑鮮やかな季節になってきました。
    山々が緑色のグラデーションとなって、大変美しい装いとなっています。
    連休中はたくさんの方にご来館いただきありがとうございました。
    残念ながら、水鳥の多くは北に飛び立ち、今の湖は少し寂しい状態ですが、
    自然の息吹と風の気持ちよさを感じていただけたのではないでしょうか。

    観察棟内の水槽内に棲んでいるテナガエビが先日産卵し、今は雌がおなかに
    抱え込み、孵化するまでの間、大切に守っています。腹脚と呼ばれる
    小さな脚を盛んに動かし、酸素を送っているようです。

    ebi.jpg

    また、水槽内に棲んでいて、なかかな姿を見せないウナギが久しぶりに
    出てきました。普段は、超特大のウナギがいることで遠慮しているの
    かもしれません。元気な姿を確認できてよかったです。

    unagi.jpg


    隣接する道の駅には、ツバメがたくさん巣を作り、盛んに飛び交っています。
    湖の中にあるヨシの原では、オオヨシキリが姿を見せるようになり、
    大きな声が聞こえてきます。これから、ヨシの茎や葉を組み合わせて
    お椀のような巣を作り、ヒナを育てていくことでしょう。

    湖のまわりの様子が、いろいろと変化しています。
    お時間があれば、観察棟へお出かけください。お待ちしております。
  • 今年は、思いのほか晴天が続き、桜の花を十分楽しむことができました。
    山を彩る桜、湖を彩る桜、街道を彩る桜、どれもとても美しかったです。

    ところで、春は様々な植物が花を咲かせる季節です。
    観察棟のまわりでもたくさんの花を見つけました。

    秋に、大きな丸いドングリを実らせる「クヌギ」。
    春には、こんな花を咲かせています。
    くぬぎ.jpg
    長く垂れ下がっているのが雄花、その根元には雌花。
    小さい花を咲かせます。こちらは、なかなか気づきにくいです。
    ほかにもシイの木や、コナラなどが同じような花を咲かせています。

    観察棟での工作の際にも大活躍する松ぼっくり。
    その松ぼっくりを実らせる「マツ」の花もこの時期に咲いています。
    マツ.jpg
    こちらは雄花。これが成熟すると花粉を放出します。
    中心が伸びて、その先に雌花が咲きます。赤い小さな花です。

    小まつぼっくり.jpg
    こちらは昨年受粉してできた松ぼっくりの赤ちゃん。いわゆる松ぼっくりに
    成長するにはもう1年必要です。松ぼっくりは2年がかりで出来上がります。

    こちらは、「ヒノキ」。
    葉の先に、小さな花を咲かせます。ヒノキも雄花と雌花が別々に咲く植物です。
    ひのき.jpg  ひのき2.jpg
    受粉後、実が熟すと、松ぼっくりと同じように、かさの間に種子を作ります。

    まだまだ、他にもたくさんの花が咲いています。ぜひ、野山を散策して
    いろいろな花を見つけてください。

    そして、足元にはこんなにかわいい花たちも。
    足元の花.jpg  野の花3.jpg

    最後に、こちらはもみじの花。
    昨年落とした種から芽が出て、成長した姿も見られます。

    モミジの花.jpg  もみじ.jpg

    春は、命の息吹を感じるパワーあふれる季節です。
     
  • 暖かい日が増えてきました。
    桜の開花も進み、満開の見頃を迎えました。
    観察棟のまわりも、すっかり春の装いになってきました。
    菜の花も満開。ヒメオドリコソウ、タンポポも咲き始めています。

    ナノハナ.jpeg  さくら.jpg

    観察棟の真下にある船着き場では、地元の人が、シラウオ(シラウオ科)取りを
    されていました。話を伺うと、今年は例年より遡上が早いそうです。
    天ぷらにするとうまんだよ、と教えてくださいました。

    しらうおとり.jpg  しろうお.jpg

    また、水鳥の姿はすっかり減ってしまい寂しくなりましたが、
    今度は、つばめの姿が見られるようになりました。この近くでも子育てが
    始まるかもしれません。また、新たな楽しみです。

     
  • 暖かい日が多かった2月が過ぎ、冷たく寒い日が続く3月ですが、
    先日は、北陸新幹線が敦賀まで延伸されました。
    これからも笑顔で、お客様と新幹線をお迎えしたいと思います。

    せっかくの機会ですので、自然観察棟を改めてご紹介いたします。

    「道の駅 三方五湖」に隣接する木造の建物。
    木製の階段を上っていくと、展望デッキがあり、右手に観察棟への入り口があります。
    DSCF0019.JPG


    入っていただくとすぐに大きな水槽が目に入ります。
    目の前の三方湖に棲んでいる魚たちを展示しています。
    今は、昨年の6月に捕獲された大きなウナギが来館者の皆様を楽しませています。
    DSCF0017.JPG


    三方湖に面する大きな窓の近くには、望遠鏡を多数設置し、
    バードウォッチングを楽しむことができます。
    肉眼では点のようにしか見えない大きさですが、望遠鏡を通すと
    びっくりするくらい大きくはっきりと、そして、羽の模様まで見ていただくことができます。
    DSCF0015.JPG


    反対側には、工作コーナー。
    木の実やまつぼっくり、木の枝などを使って、工作を楽しんでいただいています。
    ホットボンドで接着しますので、自由に組み合わせることができます。
    小さいお子様でも楽しんで作っていただいています。
    DSCF0012.JPG

    こちらは、今までに作られた作品の数々。
    DSCF0014.JPG


    その他、研究員の発表や、地域のお子様の作品などを展示することもあります。
    DSCF0016.JPG

    皆様、ぜひ、観察棟へお越しください。お待ちしています。
  • 暖かく過ごせる日が多くなってきました。
    春の訪れを感じます。
    観察棟や湖の周りでも、春を感じることが増えてきています。

    梅の花が咲き誇っています。
    梅2.jpg

    オオイヌノフグリやヒメオドリコソウ等も咲き始めています。
    オオイヌノフグリ.jpg ヒメオドリコソウ.jpg

    一方で、私たちを楽しませてくれていたコハクチョウの群れは、
    確認できないようになり、北に向かって既に旅立った様子です。
    カモたちの数も少しずつ減ってきています。

    暖かくなる喜びと共に、寂しさも感じる時期でもあります。
  • 今年一番の寒波が福井県嶺南地方に到来し、観察棟のまわりにも
    多くの積雪がありました。強い風が吹くと、湖には大きな波が立ち
    周りの景色も一変します。
    そんな中でも、湖上の鳥たちは平気そうな表情で波に揺られています。
    マガモ、カルガモ、ミコアイサ、ヒドリガモ、ミサゴ 等々。
    生き物の力強さを感じています。
    DSCF0926.JPG


    ところで、観察棟内では1月24日より、「三方五湖自然再生協議会」
    によるパネル展示が始まっています。
    この協議会は、『多様な主体によって自然再生を実現する』ことを
    目標に掲げ設立されました。6つの部会に分かれ、それぞれの目的に
    向かって活動してきたことがパネルにまとめられています。
    例えば、自然護岸再生部会のパネルでは、石や砂などを活用した
    自然護岸を新たに設置することにより、多様な生き物の生息環境を
    整備したことなどが紹介されています。
    DSCF0929.JPG

    ぜひ、観察棟にお立ち寄りいただき、様々な活動をご覧ください。
  • 昨年の秋に実ったどんぐりを観察棟内で育てています。
    と言っても、特別な世話をするわけではなく、乾かないように
    水を与えているだけですが…。

    観察しやすいように土の上にどんぐりを置いて様子を見てきました。
    育て始めて1ヵ月も経つ頃、硬い殻を破りまず根が伸び始めます。
    発芽1.jpg


    そして、今月に入り、とうとう本葉が伸びてきました。
    どんぐりは、子葉(双葉)を開かずに、地中に残るのだそうです。
    殻の中に留まって、栄養を与えていることでしょう。
    小さくて薄緑色の葉ですが、大人の葉と同じ姿をしています。
    本葉.jpg

    これからの成長がますます楽しみです。
    観察棟にお越しの際には、ぜひ、どんぐりの様子もご覧ください。

     
  • 里にも雪が降りました。
    湖のまわりもすっかり雪化粧です。
    このような朝はとても静かで、湖のほとりにいると
    鳥たちのさえずりや鳴き声、羽ばたきの音など、
    様々な音が聞こえてきます。
    鳥たちのコミュニケーションの様子が伝わるようで、楽しくなります。

    寒さの厳しい季節ですが、鳥たちは強風が吹いても、波が荒立っても、
    湖面に静かにじっと浮いていることが多いです。
    近くの田んぼには、白鳥が飛来しているとの情報も届いています。
    複数の種類の水鳥を観察することができますので、ぜひお立ち寄りください。

    DSCF0892.JPG  DSCF0893.JPG


    2023年がもうすぐ終わります。
    今年もたくさんの鳥たちや草花と触れ合うことができました。
    ご来館いただいたみなさまとも楽しい交流ができました。
    ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
    よいお年をお迎えください。
     
  • 12月に入り、季節が一気に進みました。
    先日は、近くの山に雪が降り、いよいよ冬が来たことを感じさせられました。

    観察棟から見える三方湖にも変化が訪れています。
    冬の風物詩「たたき網漁」が解禁され、操業が始まりました。
    最近は、ミミカイツブリやハジロカイツブリの集団が飛来し、
    4~50羽、時には100羽以上もある集団で、右に左にと移動しながら
    集まったり広がったり、潜ったりしながらコミュニケーションを
    取っているかのようです。
    様々な種類のカモも増えてきて、湖面を賑わわせています。
    ミサゴもやってきて、木の上から鋭い目つきで獲物を狙っています。

    DSCN0604.JPG 
    ミサゴ.jpg

    観察棟の水槽内のフナやコイたちは、水温も下がりじっとしている
    ことが増えてきました。
    猿団子ならぬフナ団子のようで、お客さんたちの笑いを誘っています。

    フナ.jpg


    北陸の冬は天気が変わりやすく、晴れたり降ったりを繰り返すことも
    多くなります。そんな日は、虹がよく現れます。
    湖面から立ち上がるようにかかる虹が見えることもあります。

    虹.jpg
  • 11月に入っても、暖かい日が続いていましたが、最近少しずつ気温が下がってきて、観察棟のまわりの木々や、三方五湖を取り巻く山々の木も色づいてきました。

    今、観察棟では、いろいろなどんぐりを集めて、展示しています。
    一言でどんぐりといっても、様々な種類があります。
    一年中、緑の葉をつけるどんぐりの木は、カシやシイの仲間。
    冬に葉を落とすどんぐりの木は、ナラやクヌギ、カシワ、クリ、ブナの仲間。
    外国生まれのどんぐりの木もあります。
    観察棟の展示では、近くに自生する木のどんぐりを集めてきました。
    ぜひ、手に取って比べてみてください。大きさはもちろん、形も全く違います。
    殻斗(かくと)と呼ばれる「ぼうし」の形や模様もそれぞれなのです。
    DSCF0795.JPG DSCF0794.JPG

    ところで、このどんぐりは植物にとっての果実ですから、土の上などに置いて、
    水を与えておくと、やがて根を伸ばし始め、芽が出てきます。
    観察棟では、ポットで育て始めました。これからの成長を楽しみにしています。
    DSCF0796.JPG


    湖に見られる鳥の種類や数が増えてきています。
    お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

福井県里山里海湖研究所

福井県里山里海湖研究所

〒919-1331 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1

電話:0770-45-3580(受付:8時30分~17時15分[土日祝・年末年始を除く])

FAX:0770-45-3680 Mail:satoyama@pref.fukui.lg.jp

このページの先頭へ

Copyright ©2015 - 2024 Fukui Prefectural Satoyama-Satoumi Research Institute. all rights reserved.