分類1 | 植物 |
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分類2 | イネ目 カヤツリグサ科 |
県レッドデータカテゴリ |
解説 | ヒメカンスゲは単子葉植物カヤツリグサ科スゲ属の多年生草本である。スゲとしては小柄で、山間ではごく普通に見られる。名前は姫寒菅で、カンスゲに似て小さいことから。葉は堅くて細長く、巾は2-4mm、深緑でつやがある。。縁はかなりざらつく。常緑性。少数株が集まり、地下か地表に匍匐茎を出す。根元の鞘は紫に色づく。花茎は高さは10-40cm、先端の頂小穂は雄小穂で、黒褐色から褐色でやや太い楕円形。その下には互いに離れて数個の雌小穂が出る。その基部にある苞は鞘状で、先端部は針状にとがる。鞘は紫っぽく色づく例が多い。雌小穂は細長い線形で、下部のものははっきりした柄があり、斜め上に向いて出る。小花はややまばらにつく。果胞は倒卵状楕円形で先端は短い嘴となり、やや反り返る。鱗片は紫褐色で果胞より少し短い。かなり早い時期に咲く植物である。三月から四月、他のスゲ類よりも早くに花が咲く。特に花茎先端の雄小穂は葯が多数突き出るが、これがやや黄色みが強く、細長くて大きく、黄色い房のように見え、小柄ながらも他のスゲ類よりよく目立つ。 |
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