分類1 | 植物 |
---|---|
分類2 | ツユクサ目 ミズアオイ科 |
県レッドデータカテゴリ |
解説 | コナギ(小菜葱、子菜葱、小水葱、子水葱)は、ミズアオイ科に分類される一年性の水田雑草。ツバキバ、ツバキグサ、ナギ、イモグサ、ササナギ、ミズナギ、トリノシタ、ハートグサといった別名がある。なお、ナギやミズナギは同属のミズアオイの別名でもある。一年草で、地下茎などは持たない。茎は根元で数本に枝分かれし、小柄なものは地表をわずかに這い、大柄なものはやや斜めに立ち上がる。葉は長い柄があり、葉身は細い披針形から心形まで変異に富み、成長段階によっても変化する。おおむね、よく育つと幅広くなる。全株ともやわらかく、緑色で葉身表面はつやがあってやや色が濃い。晩夏から晩秋にかけて葉柄の基部に短い房状の穂を出し、花をつける。花はホテイアオイのそれに似るがずっと小さく、花弁はより細長い。花色も青紫となる。受粉後に果実を実らすと花穂は萎れ、下向きになる。冬に至ると植物体は種子を擁した花穂を残し、枯死する。果実は熟すと裂け、種子は水面に浮かんで散布される。 |
---|