「里山」とは、自然に人が関わることにより、生物の多様性や景観、文化、人の営みが保たれている地域をいいます。本資料では、おじいちゃんとの関わりを通して、持続可能な里山の在り方を考えられるようになっています。
《指導資料》
《関連用語》
1 里地里山
里地里山とは、原生的な自然と都市との中間に位置し、集落とそれを取り巻く二次林、それらと混在する農地、ため池、草原などで構成される地域です。農林業などに伴うさまざまな人間の働きかけを通じて環境が形成・維持されてきました。
里地里山は、特有の生物の生息・生育環境として、また、食料や木材など自然資源の供給、良好な景観、文化の伝承の観点からも重要な地域です。(環境省 自然環境局 自然環境計画課より)
2 SATOYAMA国際会議2013 in ふくい
平成25年9月8日(日)から14日(土)にかけて、「SATOYAMA国際会議2013 in ふくい」が開催されました。期間中SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ*第4回定例会合(IPSI-4)とその関連イベントが福井県内各地で開催され、28の国と地域から延べ2,000人以上が参加し、福井の里地・里山・里海湖(さとうみ)の魅力が世界に発信されました。
*SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI:Internationarl Partnership for the Satoyama Initiative)
SATOYAMAイニシアティブは、二次的自然環境における生物多様性の保全やその持続可能な利用の促進のため、環境省及び国際連合大学高等研究所が中心となって提唱してきた取組みです。IPSIは本イニシアティブの活動を促進するため、2010年に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締結会議(COP10)の期間中、国・地方政府、研究機関、国際機関、NGO、民間企業等、多様な主体51団体の参加を得て発足した国際パートナーシップです。今回の総会(IPSI-4)を経て、16か国の政府を含む合計155団体が参加するまでとなりました。(環境省より)
3 間伐
森林に苗木を植えて20年ほど経つと、木々が枝葉を広げ、成長を阻害し合うようになります。そこで、適度な感覚を保ちながら木を切り、森林の中へ太陽の光を届けることが必要になります。これにより、木々が大きくまっすぐに成長し、森林の保水力や温室効果ガスである二酸化炭素の吸収を高めることができると言われています。
また、太陽の光が地表まで届くため、光を好むカタクリが生えるようになり、そこに動物が集まるなど動植物の多様性を保つことができます。
《里山についての指導資料ダウンロード 提供:福井県環境政策課》
〇小学校低学年向け(小学1年生~3年生)
・エコワークブック里山特集号 低学年編(PDF:4,002KB)
・指導展開例(PDF:176KB)
〇小学校高学年向け(小学4年生~6年生)
・エコワークブック里山特集号 高学年編(PDF:3,833KB)
・指導展開例(PDF:184KB)
〇中学校向け
・エコワークブック里山特集号 中学校編(PDF:3,565KB)
・指導展開例(PDF:240KB)
・年間計画例(PDF:204KB)