福井県里山里海湖研究所

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里山里海湖ブックレット

6.令和6年(2024年)
  『竹林整備どうしてますか? 里山里海湖フォーラム2023』
5.令和6年(2024年)辻本侑生・樋口潤一編著
  『福井県の焼畑 ~その歴史と未来を考える~』
4.令和5年(2023年)樋口潤一編著
  『聞き書き 水辺のくらし ~里湖 三方五湖編~』
3.令和 2年(2020年)石井潤・中村亮編著
  『若者と研究者が見た北潟湖:その生物文化多様性の魅力』
2.令和3年(2021年)宮本康編著
  改訂版『三方五湖のシジミ:シジミを知り味わい、シジミを通して歴史を学び、湖の将来を考える』
1.平成30年(2018年)橋本裕之監修・中村亮編集
  『明日の例大祭を考える:福井県三方郡美浜町の彌美神社例大祭をめぐる活動記録』
 

6.『竹林整備どうしてますか? 里山里海湖フォーラム2023』

 2023年2月18日に開催された里山里海湖フォーラム2023における祐乗坊進氏と田中秀幸氏の講演をまとめました。
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目次
 令和「竹取物語」~地域に光を灯す竹の活用チャレンジ~       祐乗坊 進 氏
                 ダウンロード版PDF 3.1МB
 裏山の竹藪が宝の山に見えてきた ~赤坂森づくりの会4年目の模索~ 田中 秀幸 氏
                 ダウンロード版PDF 1.5МB

 里山里海湖フォーラム広報資料  ダウンロード版PDF 0.2МB
 里山里海湖研究所からのお知らせ ダウンロード版PDF 0.2МB


発行日:令和6年(2024年)3月
発行:福井県里山里海湖研究所
 

5.『福井県の焼畑 ~その歴史と未来を考える~』

 「焼畑」は、山林などを伐り開き、刈った枝葉を焼くことで畑地を造成し、作物を栽培する農法のことです。毎年作る作物を変え、4年ほど経って地力が衰えると放棄して山林に戻します。これは「遷地輪作」という焼畑の特徴で、肥料も使わず、土地のもつ力を利用して自然のリズムに合わせて作物づくりが行われます。
 かつては日本各地で里山を中心に行われていた焼畑ですが、1950年代ごろには社会情勢の変化や植林の増加などによって急速に衰退していきました。ところが、福井県内では焼畑の火は途切れず、今でも火入れが行われ伝統作物が作り続けられています。そして日本各地を見渡すと、自然サイクルに合わせた農法として焼畑が見直され、いくつかの地域で復活を始めています。
 そこでこのブックレットでは福井県で続く焼畑や、新たに始まった取り組みを紹介しながら、焼畑の歴史や概要などを解説します。焼畑ってなに? 外国の農業? 環境破壊? 時代遅れの消滅した農業?などの疑問にお答えし、焼畑の魅力を知るきっかけになれば幸いです。
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―目次―
 はじめに(樋口 潤一)
 1.焼畑ってなに?(辻本 侑生)
 2.福井県内の焼畑について(樋口 潤一)
 3.県内に残る焼畑
  -1   福井市味見河内   焼畑で作る河内カブラ(辻本 侑生)
  -2   大野市で受け継がれる嵐カブラの種(樋口 潤一、久保 藤士継、久保 康博)
 4.焼畑のこれから~新たな焼畑の始まり~ (由田 昭治、辻本 侑生・樋口 潤一)
 あとがき(鈴木 玲治)
謝辞
参考文献
 
編著:辻本 侑生・樋口 潤一
発行日:令和6年(2024年)3月
発行:福井県里山里海湖研究所
 

4.『聞き書き 水辺のくらし ~里湖 三方五湖編~
 
 三方五湖周辺地域では、当然のように暮らしのそばに湖がありました。泳いだり、舟をこいだり、魚を捕ったり、藻を採ったり、水を田んぼに入れたりと、地域の方々にお話を伺うと苦労が多いけれども楽しかった日々の様子を聞かせてくれます。その暮らしは今と比べるととても濃密に湖と関わっていたようです。
 本書では、昭和初期生まれの6名の方から聞いた暮らしや仕事の様子を「聞き書き」という手法でまとめました。その話の中には、懐かしさだけではなく、自然とのかかわりの中で生まれ継承されてきた知恵も残されています。
 6名の方の記憶を通して、湖のそばにあった暮らしの様子と、その文化に触れていただきたいと思います。


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目次
 地図
 はじめに
 半農半漁の生活 松村甚三郎・清子
  コラム① 三方五湖の伝統漁法
 三方湖の漁師~歴史と技術~ 吉田良三
 西田の屋根ひき 岩本登巳雄
  コラム② コロビって何
 海山の農家と漁業 田辺福富
 早瀬の船大工 大谷伊太郎
 あとがき 小島秀彰
謝辞
参考文献・筆者紹介

編著:樋口 潤一
発行日:令和5年(2023年)3月
発行:福井県里山里海湖研究所
 

3.『若者と研究者が見た北潟湖:その生物文化多様性の魅力』
 
 2018年11月に、自然再生推進法に基づく法定協議会である「北潟湖自然再生機協議会」が設立されました。本協議会は、本県あわら市にある北潟湖とその周辺地域の自然環境の保全と再生を行うことを目的とし、それにより保全・再生される自然の恵みの利活用を通して、この地域の暮らしがより良いものになることを目指しています。
 北潟湖自然再生協議会が設立する前の2015~2017年の3年間、北潟湖において福井県立大学の学生実習が行われました。本書はこの学生実習の記録であり、学生たちが実習中の調査によって明らかにした、北潟湖と周辺地域の生物と文化の魅力を紹介するものです。また、研究者による研究成果も紹介します。
 暮らしに役立つ自然環境の保全・再生を行うためには、地域の《自然環境》について知ることだけでなく、自然環境を利用する《文化》についても理解することが必要であると、近年、指摘されるようになりました。そして、自然環境の保全と自然環境を利用する文化は、世代を越えた暮らしの課題となることを考えると、将来を担う若者の声に耳を傾けることも重要だと考えられます。
 本書が紹介する学生たちと研究者たちが明らかにした北潟湖の生物文化多様性の魅力が、これからの地域の暮らしと自然再生を考えるときの参考になれば幸いです。
 
 ブックレットでは、以下の3点について記しました。
〇 どんな自然再生活動に取り組むかについて考えるときの視点。
〇 ESDやPBL、アクティブラーニングによる大学教育の事例(SDGsについても解説)。
〇 地元の皆さまが地域の自然再生について考えるための参考情報(活動内容の具体的な候補を含む)。

 ブックレットPDF版は以下よりダウンロード可能です。
  
里山里海湖ブックレット
『若者と研究者が見た北潟湖:その生物文化多様性の魅力』 

 booklet3pic.jpgダウンロード版(6.5MB)

目次
 はじめに(石井 潤・中村 亮)
 第1章 若者が見た北潟湖:福井県立大学の学生実習の3年間の記録(石井 潤・中村 亮)
 第2章 若者が見た北潟湖:福井県立大学の学生実習の3年間の調査結果(石井 潤・中村 亮)
 第3章 北潟湖の寒ブナ漁にみる里湖文化(中村 亮)
 コラム 「農と食」をささえるいとなみ(石山 俊)
 第4章 北潟湖の生物文化多様性を考慮した地域づくりに向けて(石井 潤・中村 亮)
 あとがき(組頭 五十夫)
 謝 辞

編著:石井 潤・中村 亮
発行日:令和2年(2020年)3月
発行:福井県里山里海湖研究所
 

2.改訂版『三方五湖のシジミ:シジミを知り味わい、シジミを通して歴史を学び、湖の将来を考える』
 
 シジミが三方五湖の歴史に姿を現すのは約6,000年前で、当時の湖畔に作られた鳥浜貝塚からは大量のヤマトシジミが出土し、その食利用の歴史は意外と深いことが分かります。
 ところが、昭和の後期になるとシジミの漁獲量は激減し、現在、三方五湖ではシジミ資源の再生が大きな課題のひとつになっています。
 福井県里山里海湖研究所では、三方五湖のシジミとその資源再生について、科学的アプローチに加え歴史的視点にも重きを置いた研究活動を行っています。
 これまでの活動をまとめた本書を通じて、三方五湖のシジミとこの地域の歴史に興味を持っていただけると幸いです。

 ブックレットは、里山里海湖研究所において希望される方へ無料でお渡しします(掲載写真等の版権の都合上、ホームページ上での公開は行いません)。


里山里海湖ブックレット
改訂版『三方五湖のシジミ:シジミを知り味わい、シジミを通して歴史を学び、湖の将来を考える
 

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目次
 はじめに
 第1章 シジミという生きもの
  1-1.三方五湖のシジミ
  1-2.三方五湖の環境とシジミの分布
  1-3.三方五湖のシジミはどこから来たのか?
  コラム① 三方五湖におけるヤマトシジミの浮遊幼生の分布(富永 修)
 第2章 シジミを味わい、シジミに癒される
  2-1.シジミをおいしくいただく(品川 明 講演記録)
  2-2.三方五湖のシジミはさっぱり味
  2-3.シジミエキス 肝臓病の特効薬
  コラム② シジミのうまみの科学的根拠
 第3章 歴史の中のシジミ
  3-1.縄文時代のシジミ(小島 秀彰)
  3-2.江戸時代のシジミ
  コラム③三方五湖の歴史を知りたくなったらココ!(小島 秀彰、北川 淳子)
 第4章 シジミと人間:三方五湖のシジミ漁
  4-1.美浜町漁業協同組合(久々子湖北部)
  4-2.南西郷漁業協同組合(久々子湖中~南部)
  4-3.浦見川振興会(浦見川)
  4-4.海山漁業協同組合(水月湖・菅湖)
  4-5.鳥浜漁業協同組合(三方湖)
  コラム④ 久々子湖でシジミ漁体験 「ラ・しじみ」の活動
 第5章 シジミを守る
  5-1.シジミを脅かす問題
  5-2.シジミの生息地を再生する
  コラム⑤ 三方五湖自然再生協議会
 あとがき(美浜町長 戸嶋 秀樹)
 謝 辞

編著:宮本 康
発行日:令和3年(2021年)3月改訂(初版 平成31年3月発行)
発行:福井県里山里海湖研究所
 

1.『明日の例大祭を考える:福井県三方郡美浜町の彌美神社例大祭をめぐる活動記録』
 
 少子高齢化、担い手不足、生活様式の変化などによって、「里山」文化の象徴ともいえる「お祭り」がおかれた現状は厳しいです。伝統文化の継承や世代・地域を超えたネットワーク形成にとっても重要な「お祭り」を存続させていこうと、さまざまな工夫や取組みが全国各地域で見られます。その一つとして、福井県三方郡美浜町の彌美(みみ)神社例大祭をめぐる取組みがあります。
 福井県里山里海湖研究所の「里山里海湖文化プロジェクト」では2015~2017年度にかけて、彌美神社(美浜町宮代)の例大祭をめぐって活動してきました。ブックレットでは、毎年、地域で開催した「明日の例大祭を考える」イベント(3回)を中心に、3年間の活動の軌跡をたどっています。とくに、例大祭の将来像を描くためのヒントがつまった「明日の例大祭を考える実践講座(2017/10/22)」の4講座の内容を質疑応答も含めて完全採録しています。
 当日、実践講座に参加できなかった方も、「お祭り」の将来に興味関心のある方も、ブックレットを一読いただき、明日の例大祭を考えるためのヒントを手にしていただければ幸いです。
 
 ブックレットPDF版は以下よりダウンロード可能です。
 
注:里山里海湖文化プロジェクトとは、福井県の里山里海湖地域の生活文化を解明するために、県内の複数個所で2015~2017年度にかけて実施された共同研究。調査地域・テーマは、若狭の祭礼文化(協力者:橋本裕之)、福井の篤農家(協力者:石山俊)、田烏の里海文化(協力者:濵田信吾)、福井の食文化(協力者:古澤礼太)、雄島の海女文化(協力者:中川千草)、嶺南の里山文化(協力者:今井一郎)、北潟湖・三方五湖の里湖文化(協力者:稲井啓之)。
 
 
里山里海湖ブックレット
『明日の例大祭を考える:福井県三方郡美浜町の彌美神社例大祭をめぐる活動記録』 

 booklet front.jpgダウンロード版(5.2MB)

目次
 はじめに(中村 亮)
 寄稿論文 蛆としての民俗学者、民俗学者としての私(橋本 裕之)
 彌美神社例大祭をめぐる三年間の軌跡(中村 亮)
 講座① 夷子大黒綱引きの事例(高早 恵美)
 講座② 放生祭の事例:明放会(明日の放生祭を考える会)の実践紹介(垣東 敏博)
 講座③ 彌美神社祭礼学習の取り組み:地域とつながる子供たち(森本 哲)
 講座④ 長畝日向神楽の事例(山田 正行)
 質疑応答(実践講座)
 あとがき(田中 雅実)
 謝 辞
 
監修:橋本 裕之
編集:中村 亮
協力:明日の例大祭を考える会議
発行日:平成30年(2018年)3月
発行:福井県里山里海湖研究所
 

 

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