福井県里山里海湖研究所

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里山里海湖研究所の所員が、日々体験したこと、感じたことを綴っていくブログです。
  •  8月に入り梅雨も明けました。縄文ロマンパークの小径を歩くと、真夏の強い日差しはありますが、濃い緑に心がほっとします。
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     池に群生するヒシです。ヒシの葉をえさにする虫がいて、たくさんの食べ跡が見られます。分かりづらいですが、右の写真の中央にヒシの白い花が咲いています。1㎝ほどの小さな花です。8月2日時点ではまだわずかですが、これから順次開花するでしょう。

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     小径の左右は、葛や雑草が大きく繁り、人の背丈を凌ぐ高さになっています。右の写真では、何の木か分かりませんが、完全に葛に蔽いつくされてしまっています。

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     ドングリに目を向けると、どれも小さなかわいらしい実がふくらみ始めているのが分かります。暑い毎日が続きますが、自然の中ではもう秋に向かう営みが始まっているようです。

     付けたしですが、これをご覧になったみなさん、引き続きコロナ感染予防を心がけて暑い夏を乗り切りましょう。
     

  •  7月下旬、いつもの年なら学校は夏休みに入っているところですが、今年は新型コロナウィルスの感染が続いているため、各県・各市町村で様々です。マスクをしてこの暑い夏をどう乗り切っていくのか。行動自粛も続きストレスもたまりますね。

     そこで、三方湖の水辺の景色を眺めていただき、一服の清涼剤にしていただければと思います。
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     斜めの棒に留まって休んでいる二羽のカワウ。湖面を渡る風を受けながら、眠ったり体の向きを変えたり、リラックスした時間を過ごしているようです。

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     カイツブリの親子が小波に揺られながらエサ探しを繰り返します。右側が今年誕生した子どもです。親鳥にしたがって進むところから始まって、今は潜って小魚を追いかけることもできるようになってきました。なんとも微笑ましいです。

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     地元漁協の小舟が行ったり来たりを繰り返していることがあります。三方湖に育つ水生植物のヒシを刈り取る作業です。この時期毎年恒例の景色です。スクリューへの巻き付きを防ぐため、漁のじゃまにならない範囲で刈り取っています。

     「コロナの夏」ともいえますが、感染予防を心がけながら元気に過ごしたいですね。
     

  •  6月に入りました。梅雨時でもありますが、眩しい夏がやってきました。
     コロナの影響が多方面に表れていますが、自然に目をやると草花はいつもの年と変わらぬ姿で湖を渡る風に揺れています。

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       少し色づき始めたアジサイ        ノアサガオの淡い紫が穏やか

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      シモツケソウは今盛りの鮮やかさ    赤みがあり柔らかいカツラの新葉

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      クロマツの緑色の実→秋には松ぼっくり   オニグルミの若い実

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      ヤナギハナガサは背丈ほどに伸び     シロツメクサも風にゆらゆら

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     ネムノキはまだ緑の葉ばかりだが、葉の先をよく見ると開花の準備中のよう
     
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     ヒメジョオンをズームインしてみました。じっくり見ると、美しくまとまった形。とても感心してしまいました。

     毎年同じ場所で同じ草花が見られるものですが、年によってその数には多い少ないがあります。気象や土壌など理由はいろいろあるのでしょう。どうして、と聞かれても答えられないのですが、ふと別のことを考えました。
    「ステイホームが意識されるこの頃だけれども、身近なところに目を向けるチャンスかもしれない。近くの自然に目を向ければ、何かしら気づかされる。子どもの頃にもどったような・・・。ありがたいことだな。」

     暑くなってきました。みなさん、コロナに限らず健康にはどうぞご留意ください。
     

  •  自然観察棟にある薪棚のデザインを今年は写真のようにしてみました。
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    「コロナに負けずに、がんばってイコか!」ということでコイのぼりがモチーフです。
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    研究所のH研究員から「6月になったらアジサイとかにするんですか?」との声もありましたが、いえいえ、今年はこのままデザインを変更する予定はありません。

    みなさん、この薪棚をみて、心を癒してくださいね。
     

  •  5月11日(月)です。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため「福井県緊急事態宣言」継続中ではありますが、今日から県有施設の一部が開館することになりました。
     福井県里山里海湖研究所自然観察棟もその一つです。しかし、県民はもとより県外の人々も外出自粛を意識されているのでしょう、道の駅「三方五湖」の駐車場は、終日閑散としていました。
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     しかし、季節は確実に前へ進んでいます。初夏の日差しがまぶしく感じられる一日でした。観察棟のデッキを渡る風はとても心地よく、岸辺にはキショウブも咲き始めました。
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     まだまだコロナウイルス対策は続けなければなりませんが、ここは三密にならず、気分転換をするにはよい場所です。ちょっと足を延ばしてみてはいかがでしょう。
     
     

  •  今日から4月、新しい年度が始まりました。山桜が美しい景色を見せてくれています。
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     アジサイの若葉も日ごとに大きくなってきました。
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     水辺の葦も緑の葉を伸ばし始めました。縄文ロマンパークの芝も緑が増えています。
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     どこもかしこも春爛漫の三方五湖を訪ねてみてください。水鳥たちにも出会えます。
     

  • 里山里海湖研究所の自然観察棟と、年縞博物館は、コロナ感染症拡大防止のため、本日28日、29日と臨時の休館日です。 でも、やらなければならない事はたくさんあります。
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    里山里海湖研究所のY研究員が立命館大学さんと一緒に集めた樹木花粉の分析下処理作業が佳境です。
      
    こちらは1月から3月にかけて全国で集めた花粉を試験管に移す作業です。気が遠くなるほどの数がありますが、確実な研究成果に結びつけるために、間違えずに丁寧に。見ているだけで花粉症になりそうです。
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    一方、こちらは封筒の隙間をふさぐテーピング作業です。これから春先の花粉集めに大量に必要なものです。
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    地道な作業ばかりですが、福井発の大きな研究成果につながるよう期待します。

  •  暖冬が終わり、いよいよ春めいてきました。
     三方湖のカモたちも、北の大地へ旅立つころとなりました。川のほとりに一列に並んで、昼はじっとして陽を浴びています・
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     他の鳥たちの活発な様子も見られます。タカの仲間のミサゴが、三方湖で捕らえた魚を食べているところです。左足でしっかりと鷲掴みにして、辺りに目をやりながら時間をかけて食べていました。
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     他にもアオサギ、ダイサギやカワセミたちがエサ探しにやってきます。 
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     たまにウミネコの姿も見られます。日本海からは6㎞くらいの距離ですが、これも湖が広がっているからでしょう。
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     湖畔のアジサイは、早くも緑の若葉を成長させています。春の光がまぶしく感じられるようになりました。
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  • 12月に完成した小浜市飯盛寺の竹ハウスをモニタリングしてきました。
    本日2月6日は今シーズン初めての降雪となり、竹ハウスも雪をまとって重そうでした。
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    幸いにも大雪ではなく、ハウス内部からネットを揺すって少しだけ軽くしておきました。
    ちなみに揺すった私は雪まみれです。
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    住職様のお話では「深山なので1m以上の積雪になるときもある」らしく、竹ハウスが無事に春を迎えることができるか、耐雪性も確認し、今後も竹ハウスの有効性を検証していきます。

  •  1月25日(土)に、昨年秋に学びの森あわらエリアで保育体験に
    参加していただいた学生が行うポスター発表会を見学してきました。
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     「保育の質の向上に向けて共に学びあおう」をテーマに、
    福井市内の各認定こども園と保育所が行なった保育研究と
    仁愛女子短期大学のゼミでの研究が、ポスター形式で一堂に発表され、
    それぞれのブースで多くの参加者が発表者と意見交換を行われていました。

     学びの森での保育体験に参加していただいた重村ゼミの学生5名は、
    少し緊張も見られましたが、学びの森や各実習先での経験と反省点について
    堂々と発表していました。
     これから始まる保育士としての経験に少しでも貢献できたのかな、と感じるとともに、
    里山里海湖研究所としても学生や園児に楽しく安心して参加いただくための
    良い知識の蓄積となりました。
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    学生のみなさんの今後のご活躍を祈念いたします。

福井県里山里海湖研究所

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