福井県里山里海湖研究所

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2022年12月16日
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     今年も12月3日から、三方湖の伝統漁法たたき網漁が始まりました。
    ご存じの方もおられると思いますが、たたき網漁は、江戸時代から続く400年以上の歴史がある漁法で、水温が下がり動きの鈍くなったコイやフナを、湖面を竹の竿で叩くことで驚かせ、刺し網に追い込んで捕るという漁法です。
     冬のコイやフナは脂が乗って美味しく、また三方湖には海水の流入によりミネラルが豊富な水となっており、泥臭さがなく刺身にして食されるくらいの美味を味わえる魚となっています。
     先日はたたき網漁の体験イベントが開催され、伝統漁法を実際に体験する機会も設けられていました。参加された方も楽しかったと言っておられました。今度機会がありましたら参加してみてください。
    タタキ網漁_DSC2098.JPG

     
     そんなたたき網漁が始まった頃から、ミサゴがほぼ連日三方湖に現れています。
    今年は夏に一度目にして以降は、湖面に姿を現すことはなかったのですが、最近では、木の杭に長く止まっていたり、捕らえた魚を食べたりする姿を見ることができるようになりました。
     この季節になって三方湖にやって来ることが増えたということは、もしかすると、ミサゴも三方湖の魚の一番美味しい時期を知っているのかもしれませんね。

        ミサゴフリー写真加工済み .jpg    画像1.jpg       
                                  捕まえた魚を食べるミサゴ

     観察棟にお越しの際には、たたき網漁やミサゴについて紹介させていただきます!
     マガモをはじめとする水鳥も数が増え、冬らしい三方湖の景色も楽しめますので、是非お越しください。

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