9月22日(水)に三方小学校が学校田で取り組む環境に優しい農法の認証審査会を行いました。
環境にやさしい農法認証制度とは、農薬や化学肥料の利用を少なくする、もしくは使用しない、さらに、生き物や自然環境に配慮する取り組みが行われていることを条件とした三方五湖自然再生協議会の制度です。
例年、三方小学校の学校田(ゆりかご田)でつくられるお米はこの認証を受けています。
今年も無事認証されるのでしょうか?
まず三方小の子どもたちによる「ゆりかご田」の活動発表会です。
これをもって認証されるかどうかを決めるということで、
子どもたちはドキドキしている様子でした。
子どもたちの発表はすごく上手で感銘をうけました。
ゆりかご田でお米ができるまでの道のりやコイ・フナの育成、生き物調査の結果など非常にレベルの高い発表でした。
発表が終わり、次は認証するかどうかの審査結果の発表です・・・
見事、ゆりかご田は環境に優しい農法に認証されました。
これまで、本当に頑張って活動してきたので、涙を流していた子どもも見受けられました。
嬉しい限りです。
認証状の授与を行います。
子どもたち一人ひとりに認証状が渡されました。
そして、認証を受けた特典として贈られる環境に優しい農法ののぼり、認証シール、パンフレット、米袋もあわせて授与させていただきました。
最後に、長橋部会長代理による総評が行われました。
子どもたちの発表、ゆりかご田での取り組み等に対する賞賛のコメントでいっぱいでした。
これで、認証式終了になります。
これからもゆりかご田での活動に期待です。
すこしでも地域の自然環境について関心をもってくれたらいいなと思います。
彼岸花が咲いているのを見かけるようになりました。いよいよ秋です。
いたるところで稲刈りが行われ、研究所の近くにある若狭町立三方小学校でも、学校田の稲刈りがありました。研究所からも石井研究員、樋口研究員が参加しました。
三方小学校の学校田は、通称「ゆりかご田」と呼ばれ、三方五湖自然再生協議会の農法部会の「環境にやさしい農法認証制度」の認証を受けています。春先には田んぼで三方湖のコイ・フナの育成を行い、無農薬、減化学肥料で作られています。一番の苦労は草取りだそうで、農法部会のメンバーも何回か指導のために参加されています。
子供たちは手刈り作業と落穂拾い、大人はコンバインを使って脱穀作業です。暑い中、泥のくっついた重たい長靴で、しっかり水分補給を行いながら頑張ります。
草取り、稲刈りなどの苦労と楽しさを体験した子供たちですが、お米を大切に感じる気持ちは強くなったことでしょう。今日の晩御飯はきっとおいしいに違いありません。
ちなみにコンビニでコーラ1杯100円、ハンバーガーも100円のものがあります。茶碗1杯のご飯の値段は20円~30円です(※)。日本のお米は本当に高いのでしょうか?稲刈り作業をしている子供たちを見ながら、疑問に感じた今日でした。
※コシヒカリの販売価格(白米) 20,000円/60㎏として
茶碗中盛のごはんを150gから180gとして、白米にすると75g
60㎏÷75g=800杯
20,000円÷800杯=25円