里山里海湖研究所の自然観察棟と、年縞博物館は、コロナ感染症拡大防止のため、本日28日、29日と臨時の休館日です。 でも、やらなければならない事はたくさんあります。
里山里海湖研究所のY研究員が立命館大学さんと一緒に集めた樹木花粉の分析下処理作業が佳境です。
こちらは1月から3月にかけて全国で集めた花粉を試験管に移す作業です。気が遠くなるほどの数がありますが、確実な研究成果に結びつけるために、間違えずに丁寧に。見ているだけで花粉症になりそうです。
一方、こちらは封筒の隙間をふさぐテーピング作業です。これから春先の花粉集めに大量に必要なものです。
地道な作業ばかりですが、福井発の大きな研究成果につながるよう期待します。
暖冬が終わり、いよいよ春めいてきました。
三方湖のカモたちも、北の大地へ旅立つころとなりました。川のほとりに一列に並んで、昼はじっとして陽を浴びています・
他の鳥たちの活発な様子も見られます。タカの仲間のミサゴが、三方湖で捕らえた魚を食べているところです。左足でしっかりと鷲掴みにして、辺りに目をやりながら時間をかけて食べていました。
他にもアオサギ、ダイサギやカワセミたちがエサ探しにやってきます。
たまにウミネコの姿も見られます。日本海からは6㎞くらいの距離ですが、これも湖が広がっているからでしょう。
湖畔のアジサイは、早くも緑の若葉を成長させています。春の光がまぶしく感じられるようになりました。