福井県里山里海湖研究所

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里山里海湖の自然

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    今年も漁協の船着き場の岸辺にはボラの幼魚がたくさん集まって来ました。
    餌になるものでもあるのでしょうか。理由はよくわかりません。
    傷ついた個体の多いのが気になります。
     
  • 7月に入り、暑い日が続いています。

    三方湖ではヒシが湖面を覆うほどに繁茂しています。
    漁協の方が、舟の行きかうところを中心にヒシ刈りを始めています。
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    外来種のミシシッピアカミミガメです。捕獲器に数匹捕えられました。
    写真では1匹ずつしか写せていませんが、警戒心が強く耳もよいのか
    すぐに潜ってしまいます。
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    あのミドリガメが成長したのが、このミシシッピアカミミガメなのです。
                        
          
                          
     
  • 6月も残りわずかになりました。
    さとけんの位置する三方湖畔の初夏の草花が、夏の訪れを教えてくれています。

    ネムノキが花を咲かせ始めました。
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    小さないがが見られるクリの実です。   
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    チガヤの白さが目立っています。
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  • 美浜町にコウノトリがやってきました。
    足環からJO138(たからくん)とJO139(ゆめちゃん)であることが確認できました。
    もう1羽は、兵庫県豊岡生まれのJO125でした。
    【たからくん】
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    【さきちゃん】
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    【豊岡生まれのJO125】
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    【3羽なかよく!】
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    コウノトリを発見したら

    ☆★観察の際のお願い★☆
    ・コウノトリは田んぼにいることが多いので、観察の際には農作業の邪魔にならないようお願いします。
    ・車両等を駐車の際には交通ルールを守り、また地元の方の通行の妨げにならないようお願いします。
    ・撮影の際にはフラッシュを使用しないようにしてください。
    ・追いかけたり、故意に大きな音をたてたりしないようにしてください。


     ◆コウノトリの観察ポイント
    ・翼を広げると約2mの大型の鳥で、体が白と黒のツートンカラーのため遠くからでも見分けられます。
    ・主な特徴としては「首を伸ばして飛ぶ」「黒く長いくちばしを持つ」「眼のまわりが赤い」ことがあります。
    ・人が近づくと驚くので、150m以上離れたところで観察やカメラ撮影をしましょう。
    ・できれば双眼鏡で観察し、日付や時間、足環の色、行動などを記録しましょう。
    ・観察記録を情報提供していただき、多くの人で情報を共有しながら見守りましょう。
    ・野生に帰した鳥ですので、エサを与えないでください。

    ◆コウノトリを発見したら情報提供をお願いします。
     情報提供の内容(分かる範囲で結構です)
    (1)観察した方の住所、氏名、電話番号
    (2)観察した日時
    (3)観察した場所(地名 〇〇市△△町★★、近くで目印となるものの有無)
    (4)コウノトリを観察した場所の現況
      (例.田んぼ、水路、川の中、河川敷、池や沼、木の上、電柱・鉄塔、その他)
    (5)コウノトリの様子(エサ取り、休息中、飛行中、その他)
    (6)観察したコウノトリの羽数
    (7)観察したコウノトリに足環があったか(足環がある場合、どちらの足にどんな色の足環があったのか)
    (8)その他(気が付いたこと)

  • 若狭町を流れるはす(魚偏に時)川に今年もサケが遡上してきています。

    福井県においては、かつて多くの個体が各河川に遡上していましたが、その数は激減し、県域準絶滅危惧に指定されています。

    こうした光景が見られるふるさとの自然をこれからも大切にしていきたいものですね。

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    注意!
    福井県内水面漁業調整規則において、河川でのサケ捕獲は禁止されており、違反した者については、「六月以下の懲役、もしくは十万円以下の罰金に処し、またはこれを併科する」と定められています。そっと見守ってあげるようにしましょう。
  •  「観音川にナマズやらコイやらがのぼって来てるで!」 
     近隣で自然に優しい農法を営まれる岩本さんから、里研の石井研究員に元気な連絡がありました。
     石井研究員と、いざ観音側へ。すると、いましたいました。観音川の河口でナマズが交尾しているではありませんか!ポカポカ陽気の中、のんびりとナマズの交尾を眺める幸せ!
     のどかな風景を後に、水田魚道がある田んぼへ。水路にはコイやフナの小さなプチプチした卵がたくさんついたシュロが並べられており、そばで10ミリほどの稚魚も泳いでいます。
    「ええなぁ、ええなぁ...!」
     魚が田んぼと湖を自由に行き来した頃の田んぼや湖を再生するため、力を尽くされている方々に敬服感謝しながら、春の三方五湖を味わったひと時でした。
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    スレンダーなナマズ
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    ナマズの交尾
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    プチプチの卵がついたシュロ
     
  •  4月6日、里山里海湖研究所の湖岸で、シラウオが小さな群れで泳ぐのが観察されました。気温が高くなり波が適度に打ち寄せたこの日、半透明の細い体のシラウオは湖岸近くを波にもまれるように泳いでいました。そこへ1羽のアオサギが飛来しじっと水面を見つめ、時たま首を伸ばして餌をとっていました。
     
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    シラウオが画面中央にかすかに見えます

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      湖岸にたたずむアオサギ
  •  4月10日、里山里海湖研究所の屋根で、イソヒヨドリがツツピーコーと美しいさえずりを聞かせてくれます。体の上面が青藍色のオスの近くにメスもやって来ました。メスは上面が灰黒褐色で腹は黄褐色のウロコ模様です。近くで繁殖するかもしれません。
     三方湖に目を向けると、湖上空をヒヨドリの群れが100~200羽で一つの群れになって西から東に渡って行きます。時々ハヤブサを恐れて湖上空に出た群れが一斉に戻ってくるのが見られました。ヒヨドリの春の渡りが始まっています。
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    イソヒヨドリのオス

    イソヒヨドリのメス

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    三方湖上空を渡るヒヨドリ 100~200羽で一つの群れとなっているヒヨドリ
  • 嶺北では初雪が降り、いよいよ冬本番ですね。
    三方五湖では11月から2月にかけて約1万羽の水鳥が渡ってきてきます。研究所の野鳥観察コーナーからは、カルガモに混じってオオバンやカンムリカイツブリが湖面を泳ぐ姿が見られるようになりました。時には珍しいハシビロガモが岸辺近くに来ることもあります。ハシビロガモは平たい嘴で水面の水草をすくって食べるので、湖面をジグザグに縫うように泳ぎます。嘴も泳ぎ方も特徴的なので、双眼鏡で簡単に見分けることができますよ。また、菅湖ではホシハジロやマガモ、久々子湖ではキンクロハジロ、オナガガモなどが間近に見られます。研究所では三方五湖周辺で見られる主な水鳥を掲載した小冊子をお配りしていますので、晴れた日には水鳥の観察を楽しんでみませんか?

     
    ハシビロガモのオス ハシビロオス.JPG
    ハシビロガモのメス





     
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     若狭町内の田んぼに今年もハクチョウがやってきました。オオハクチョウ(写真左)とコハクチョウ(写真右)です。この田んぼは「冬水たんぼ」といって、冬でも水が張ってあるのでハクチョウが着水しやすくなっています 。水中にはたくさんの生物がいて、ハクチョウなどの餌になり、鳥の糞は田んぼの肥料になります。冬水たんぼは生物多様性を守ることにつながっています。

福井県里山里海湖研究所

福井県里山里海湖研究所

〒919-1331 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1

電話:0770-45-3580(受付:8時30分~17時15分[土日祝・年末年始を除く])

FAX:0770-45-3680 Mail:satoyama@pref.fukui.lg.jp

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