
竹をギッシリつめます |

なかなか火が付きません |

煙突を心配そうに見上げます |

竹炭の完成です |
若狭町役場から竹炭が作れる炭焼きの機械を貸与させていただきました。早速小浜市の和多田にある竹林から竹を調達し、機械を使用して竹炭を作られたことのある地元の達人に教わりながら、炭焼きを行いました。
炭焼きを行った1月31日は風が強く、窯になかなか火が回らず苦労しましたが、火が上がり始めると少しづつ窯の温度が上がっていき、素人の我々でも温度計に注意しながら薪をくべていくことで、何とか目安の温度まで到達することができました。(ちゃんと炭ができるかは半信半疑でしたが・・・)
そして、今日の朝おそるおそる窯を開けてみると、窯いっぱいに入れた竹がすべて見事に竹炭に変わっていました。
竹炭は、トイレや部屋などに置くことで消臭・除湿・防虫の効用が得られるほか、細かく砕いて畑などに撒くことで雑草が生えにくくなるなど、様々な用途に活用することができます。
県内でも、竹林に手が入らなくなることで、杉林や雑木林などに竹が侵入し、生態系を破壊してしまう「竹害」が数多く見られます。研究所では、このような里山の問題を解決するため、竹炭などをはじめとする竹の活用について、地域と連携しながら取り組んでいきたいと考えています。
なお、2月8日(土)のイベントでは、この機械を使用した竹炭づくりの実演を行うほか、今回作った竹炭を来場者にお配りします。皆さんのご家庭にも里の知恵がつまった竹炭を置いてみてはいかがですか。ぜひ、お立ち寄りください!