職名 | 主任研究員 |
分野 | 環境考古 |
職歴 |
国際日本文化研究センタープロジェクト研究員(2009-2014) |
学位 | 理学修士(静岡大学 1990) Master of Science(グエルフ大学 1993) 博士(学術)(総合研究大学院大学 2004) |
専門 | 環境考古学、花粉分析、民族植物学 |
ひとこと
環境考古学は、昔の環境を自然遺物をもとに調べていくもので、これまでは日本の湖の土や考古学的遺跡の土から花粉を取り出し、過去の周辺植生や、人間の植物の利用状況などを復元していました。青森県の三内丸山遺跡や亀ヶ岡遺跡などの花粉分析をして、クリやトチノキの利用と気候の関係を調べたり、木曽ヒノキや秋田スギの人間の森林伐採の歴史を、また、年縞堆積物を利用して、最近の植生変化と気候の関連を調べてきています。
これらの経験を生かして、三方五湖や北潟湖、主に水月湖の年縞堆積物の花粉分析をすることで、福井県の過去の人々と植物の関わりをしらべ、福井県の歴史書の1ページに結果を記すことを目指します。