2015.11.30 事業報告 「明日の例大祭を考える若者会議」を開催しました 平成27年11月29日に美浜町生涯学習センターなびあすで「明日の例大祭を考える若者会議」開催しました。2000年から2009年にかけて弥美小学校(現中央小学校)で行われていた「祭礼学習」を受けた卒業生を中心に、保護者や例大祭に関わる地域住民の皆様、約100人に集まっていただきました。 円形に席を配置し、通常のシンポジウムや講演会とは異なる「しゃべり場」風の会を、橋本裕之先生(追手門学院大学教授・研究所プロジェクトメンバー)の司会進行で行いました。 当時の祭礼学習の様子が映像で流れた際には、会場から「懐かしい」という声が挙がりました。祭礼学習の思い出や、祭りと自分との関わりなどについて、若者を中心に、保護者や地域住民を交え、なごやかな雰囲気のうちにたくさんの意見が出ました。 若者からは「大人たちがやっている祭りの意味を知らなかったが、祭礼学習により祭りの意味を知ることで祭りの見方が変わった」「大事な祭りの意味を知らないまま大人になったとしたら残念なので、祭礼学習を受けて良かった」「大学で他県の友達と話すと、他県には彌美神社のようなお祭りがあまりないことを知った。自分の故郷の誇りとなる良い祭りであることをあらためて知った」などの意見が出ました。 祭りの魅力や地域の伝統文化を子供たちに伝える大切さについて、会場全体で共有できたと思います。地域や世代を超えて「明日の例大祭」について話し合う若者会議は今回が初の試みでしたが、アンケートからは次回の開催を望む声が多く寄せられました。第二回の若者会議の開催や、他地域での展開も視野に入れて、今後も伝統文化の継承や地域の活性化につながる取り組みを続けてゆきたいと思います。 複雑な構造をもつ彌美神社の例大祭の解説 映像による祭礼学習のふりかえり 当時の弥美小学校の6年生がまとめた 祭礼学習の成果を示す橋本先生 若者の活発な意見が会議をリードしてくれました