福井県里山里海湖研究所

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事業報告

「青少年のための科学の祭典2015福井大会」に出展しました

 11月21日(土)~23日(月・祝)福井県児童科学館(エンゼルランドふくい)で開催された「青少年のための科学の祭典2015福井大会」に里山里海湖研究所からも出展しました。竹炭のパワーを実験と観察で再発見しようという内容です。
 最近環境にやさしい竹炭の利用が注目されていますが、実際どのような効果があるのか確かめてみることにしました。アンモニアの臭いが竹炭で消えるのか実験を通して体験してもらいました。また、炭化温度の高い竹炭には通電性があるということを豆電球に明かりをつけることで確かめてもらいました。同じような竹炭でも豆電球がつくものとつかないものがあることそれをテスター(竹炭の抵抗値を測定する)を使って理由を考えてもらいました。子どもたちは真剣な顔つきで実験に取り組んでいました。以下、その時の様子です。
 
①竹炭の消臭(脱臭効果)を確かめる実験
 竹炭の入っているタッパーと竹炭の入っていないタッパーそれぞれにアンモニア気体を注入し、時間の経過とともにアンモニアの臭いがどうなるか比べました。数分後の結果は?竹炭のないほうは鼻をさすアンモニアの強烈な臭いが残っていましたが、竹炭の入っているほうはほとんど臭いませんでした。
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  写真1 アンモニア気体の注入
②竹炭の通電特性を確かめる実験
 豆電球、乾電池、導線からなる回路に竹炭を入れ、豆電球がつくかどうかを調べました。同じような竹炭でも豆電球がつく場合とつかない場合があることに子どもたちは驚いていました。その原因をさぐるためテスターを使って竹炭の抵抗値を測定しました。抵抗値が大きいと豆電球がつかないことを理解しました。
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  写真2 竹炭の通電特性を調べる実験
 
③竹炭の多孔性を観察
 竹炭の無数の孔は空気中の臭いの元となる有機物を効果的に吸着します。炭化温度の高い竹炭では内部表面積が1gあたり数百㎡にもなります。竹炭の多孔性の様子を実体鏡で観察しました。
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  写真3 竹炭の多孔性の観察

青少年のための科学の祭典2015福井大会 実験解説書(pdf227KB) 

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