6月6日(日)に、今年度2回目の里山あそび教室「竹炭オブジェをつくろう!」を開催しました。嶺南地域の親子4組15名が参加してくれました。
講師は、研究所のふるさと研究員である福地伸二さん、久子さん、田中裕治さんが勤めてくださいました。
まず、参加者は、講師が準備したオブジェの見本をみてから、自分がオブジェにする竹材料の加工をはじめます。ドリルやのこぎり、やすりで思い思いの形にしていきます。ドリルを使うのが初めてのお子様もいましたが、講師の方の丁寧な指導のもと、安全に加工することができました。
加工した竹材料は、どんぐりや松ぼっくり、枝や葉っぱなどとともに空き缶に入れ、かまどの火であぶります。参加者の中には自宅で折り紙を使って毬や手裏剣を作って持参し、一緒に炭にしていく参加者もありました。
次は出来上がったオブジェを並べるベースの板の加工です。講師の田中さんが用意してくれた様々な木工加工道具が大活躍!ホールソーを使って杉の板に大きな穴をあけたり、トリマーで板のエッジを滑らかに加工していただきました。最後に塗料を塗って光沢を出して仕上げます。
さて、缶をあぶり続けること30分、少し冷やした後にいよいよ缶から炭を取り出します。どんな炭ができているかな?みんな楽しみに蓋を開けていきます。熱で元の形から変形したものや折り紙で作った作品が壊れてしまっているものもありましたが、みんなその変化を楽しんでいるようでした。
ホットボンドで炭とベースの板をくっつけて完成です。子ども達の自由な発想でオブジェをつくってもらおうという講師の方針で、見本とは違ういろいろなオブジェができていました。
最後に炭の効能や利用方法についてお尋ねされる参加者もあり、消臭や畑の土壌改善にも効果があることをお話させていただきました。
秋にも別のイベントを予定していますので、みなさん、またご参加くださいね。