田んぼのハクチョウはまだ若狭町を離れずに残っています。コハクチョウの群れに混じっていたオオハクチョウはそのままずっと行動を共にしていたようです。
20日頃までは19羽だったのですが、25日に確認したところ21羽に増えていました。移動中の群れが合流したのでしょうか。コハクチョウとオオハクチョウの違いは頭の部分から嘴にかけての黄色い部分の大きさです。写真で比べてみてください。
コハクチョウ(嘴の先にかけての黄色い部分が短い)
オオハクチョウ(嘴の先にかけての黄色い部分が長い)
群れの中に1羽だけオオハクチョウが混じっているので、探してみてください。
観察するときにはあまり近寄りすぎてハクチョウ達に迷惑にならないようにしてあげてくださいね。車から観察するときには車から降りないで観察したほうがいいと思います。
9月15日、総合グリーンセンターで坂井市保育士会自然サークルの活動が行われ、保育士30名が参加しました。
この日は、ノーム自然環境事務所(大野市)代表の坂本均氏を講師に招き、「公園での保育」をテーマに、木立を利用したかくれんぼや、ゲームをしながら、生き物を注意深く見る遊びなどが紹介されました。(里山里海湖研究所は、坂井市保育士会の依頼を受けて、坂本均氏を講師派遣しました)
①森のかくれんぼ
木立を利用したかくれんぼです。誰もいないように見えますが、実は木の裏側に人(子ども)がかくれんぼしています。
子どもは木の陰から、少しだけ顔を覗かせて、鬼さんの先生に「〇〇ちゃん!」と名前を呼んでもらう遊びです。
②カモフラージュ
水辺周辺の低木を使用した遊びです。茂みの中に、おもちゃの小さなクモやカエル、細い紐や人形などの人工物がそっと置かれています。
茂みに立ち入らずに、目をこらして見つけた人工物をメモしていきます。いくつ見つけられるかを競争します。水辺には本物のカエルやトンボがいます。そんな本物を見つけた時の感動を味わえるのも、このゲーム楽しさです。
講師の坂本氏からは、プログラムを構成する時、①ここでしかできないこと、②ここだからできること、③ここでもできることを取り入れるとよいという意見や、遊びの最後には、公園内の静かな場所で仰向けになり、目を閉じて3分間休む時間を持つとよいというアドバイスがあり、参加者はメモをとるなど熱心に話を聞いていました。