自然観察棟前の船着き場で大きな貝を見つけました!
ハマグリ?いえいえ、マルドブガイという淡水二枚貝だそうです。(写真は死んでいたので貝の身は取り除いています。)
福井県レッドデータブックによれば
「県内では三方湖と流入する別所川河口周辺に生息するが,生息数は激減している」とのこと。
マルドブガイを含む淡水二枚貝は、幼生のときにヨシノボリなどの魚に寄生しないと変態することができません。
さらに大人になった貝はタナゴの産卵母貝になります。タナゴたちはマルドブガイを含む淡水二枚貝がいないと子を増やせないのです。
マルドブガイは子を増やすために魚を必要とし、そしてタナゴが子を増やすときに必要とされる。
生き物のつながりを感じさせられました。